AI×WAFでサイバー攻撃を防ぎ、DXを加速する

業務の効率化や生産性アップを目標に、AIなどの先進的なIT(情報技術)を活用し、デジタルトランスフォーメーション(DX)を推し進める組織が増えている。昨今、新型コロナウイルスの感染拡大により、企業・団体における業務や仕組みのデジタル化は、一層急務かつ重要となっている。

一方で、コロナ禍に乗じて個人情報を窃取し、法人の技術や資産を略取するサイバー犯罪も増加している。ITが人々の暮らしに浸透すればするほど、サイバー防衛策の充実が求められる。いま、世界において、DX推進やAI活用を進める上で、顧客との接点となりやすいWebサイトのサイバーセキュリティ対策が重要となっている。サイバー攻撃による個人情報漏洩は社会問題となっていて、今後こうした対策のニーズが高まることが予想されるという。

サイバーセキュリティクラウドは今月2日、DX・AI領域におけるサイバーセキュリティ強化を目的として、AIソリューション事業を手掛けるヘッドウォータースと連携していくことを発表。両社はすでに、無人店舗の運営における顔認証決済プラットフォームをはじめ、クラウド型WAF(ウェブアプリファイアウォール)である「攻撃遮断くん」と、マルチAIプラットフォームである「SyncLect」との連携サービスを提供している。

DX実現のためのAIソリューションと、サイバーセキュリティ強化のための「攻撃遮断くん」とのワンストップ提供が可能となる。業務の効率化や生産性の向上を目指す、より幅広い企業に向けて、Webセキュリティサービスを展開する。そして、新入社員教育支援クラウドサービス「Pocket Work Mate」、備品管理クラウドサービス「Circurental」に、クラウド型WAF「攻撃遮断くん」をつないでいく。

両社はいっそう幅広い領域でも連携を図り、企業のサービス開発や業務効率化を支援し、安心安全の実現に努めていく考えだ。