自由なキーワードと切り口で見つけたい企業をAI検索

ネット検索が当たり前になった。今でも、"産業用ロボットの事業を展開する会社"、"太陽光発電の会社"などのフレーズで企業を調べるとか、「数十〜数百社の企業リストを簡単に作成したい」「業務シーンに合わせて売上・設立年度などでの絞り込み・並び替えをしたい」といったことは難しいという。

エクサウィザーズは、会社サーチでの課題を解決する、企業検索特化型のAI検索エンジン「ExaWizards AnyInc」の提供を26日に開始した。複数領域においてAIプロダクト開発を手がけてきた同社が独自に開発した。上記エンジンは、ウェブに情報を公開している新興・中小零細企業~大企業までを対象に、業種分類や商品分類で一般に使用される単語に限らず、自由な検索キーワードで業務シーンに合わせた企業検索を可能とする。

AIが検索ワードと企業の特徴の「近さ」を推定し結果出力をすることで、「検索キーワードに最も近い企業を上位表示し、中〜小規模の会社でも埋もれさせない」仕組みを実現している。企業検索に特化したことによる検索結果の精度向上により、誰もが「探したかった企業を簡単に探す」ことができ、これまでアプローチできなかった企業の発見につなげることができるという。

「事業・サービスのリサーチ」、「営業・マーケティングのリスト抽出」、「調達先の候補選定&財務チェック」、「M&Aロングリスト作成」といった活用シーンが想定されている。AI検索エンジンを期間限定で、1名から利用できる無料トライアル版(申込みURL)を提供中である。同社は、誰もが「探したかった企業を簡単に探せる」「業務で使いやすい」サービスの提供を通じて、価値ある特徴を持つ企業が「埋もれずに」「見つけてもらえる」ことを重視している。

今後は企業情報を収集して「見つけてほしい企業」のニーズにも応える。企業同士の出会いとビジネス創出につなげられるサービスを目指すという。