ローカル5G対応、スマートデバイスにてネットワーク検証等へ

超高速・大容量、低遅延、多数同時接続といった特長に加え、各種ニーズへの柔軟な対応、高いセキュリティと通信の安定性が実現されると、企業や自治体などが基地局および無線網を構築し自営する、「ローカル5G」が期待されている。

無線化が困難とされてきた工場や倉庫のスマート化の実現、公衆5G網から遠い農場や建設現場、河川での遠隔監視、医療機関や学校、スタジアムなど幅広い分野において、その導入が待望されている(参考資料:総務省PDF)。市場性も豊かなローカル5Gは、日本国内でもすでに実証実験等が始まっている。一方で、サービスのフロントとなるローカル5G対応エッジデバイスは非常に少ない、国内ではこの課題が顕在化しているという。

富士通コネクテッドテクノロジーズ(FCNT)は、米Qualcomm社との協業による5Gスマートフォンのリファレンスデザインを活用して、ローカル5G対応したスマートデバイスを開発――。各地域・産業で需要の拡大が見込まれる、ローカル5G市場において、ネットワーク検証や実証実験用に同デバイスを今月末より提供する。

ミリ波とSub-6に対応し、非スタンドアロン(NSA)およびスタンドアロン(SA)方式に対応したスマホ型端末。ローカル5G対応スマートデバイス(OS:Android™)は、小型軽量で持ち運びがしやすく、ローカル5Gのネットワーク検証や実証実験の現場で優れた機動性を発揮する。カメラやGPS、マイク、加速度などの各種センサーを搭載し、様々な用途の実証実験に活用できる。顧客の独自アプリ開発も容易だという。

FCNTは、ローカル5Gネット構築用の可視化ツール、技術コンサル、エッジAI活用のしくみやパートナー企業との共創ソリューションによって、顧客に最適なローカル5G環境・ソリューションを一括提供することを目指している。内容を「CEATEC 2020 ONLINE」にて紹介する。