SFAやCRMの運用を定着化、ビジネス指標との連動で意思決定を

データ活用による営業効率向上と顧客サービス向上を目的に、SFA/CRMといった営業支援システムを導入する企業が増えている。けれども、それらIT(情報技術)システムをうまく活用して、営業成績アップや、営業データを的確かつ迅速な経営判断につなげられている企業は多くない。

営業担当者にとっては、データ活用によって得られる効果が十分でなく、システム入力の業務負荷が高くなる側面が目立つ。セールスフォースオートメーション/カスタマーリレーションシップマネジメントといった仕組みの利用現場では、問題が起きているという。日立ソリューションズは、「Microsoft Dynamics 365 Sales」の運用を定着化し、経営の意思決定を支援する「SFA/CRM運用定着化ソリューション」を今月16日から提供する。

同社は'17年よりイントラサイト上で営業状況をリアルタイムに可視化し、全社に公開していて、データを活用した営業活動を積極的に推進している。自社のノウハウを基にコンサルティングサービスを提供し、システム利用の評価指標の設定やPDCAサイクルの構築、運用体制の整備などを支援。営業状況と経営指標が連動したダッシュボードや、システムの利用状況を見える化するダッシュボードを企業ごとにカスタマイズして提供する。

そして今回、経営層や営業現場のニーズに合ったデータの活用と、営業支援システムの運用の定着化を可能にするという。SFA/CRM運用定着化ソリューションは、「システム利用の評価指標の設定から進捗の可視化まで一貫したサポート」「データに基づいた意思決定につなげる『経営可視化ダッシュボード』を提供」「利用状況の定量的な分析と課題の発見につなげる『利用状況可視化ダッシュボード』を提供」といった特長を備えている。

これにより顧客は、営業活動における定量的な分析や課題の発見につなげられるとのことだ。