データガバナンスを厳守しつつ外部DBとの連携が可能に

データ駆動型の意思決定や社会・産業のしくみが求められている。今日、データ量は増加の一途で莫大となっていて、データを分析してそれに基づく行動やシステム作りをしようにも、何から手を付ければ良いのかわからないとか、ガバナンスに不安があるいった状況に陥りかねない。

世界を分析プラットフォームでリードするTableauは12日、「Tableau 2020.3」の一般提供を発表した。新バージョンでは外部のデータベース(DB)へ、Tableau Prep Builderから直接出力と更新ができる。機能追加により、同プラットフォームは一層広範なデータ準備のニーズに対応。最新版には、組織内の様々なグループに製品ライセンスを付与する管理作業を簡素化する新しいツールも含まれている。

Tableauをアップグレードすることで、ユーザーはそれら新機能や主要ベンダーDBとの新たな統合をすぐに利用できる。新たに備わった外部DBへの書込み機能により、データ準備プロセスのガバナンス管理と拡張性がさらに向上し、その他ITインフラとの緊密な統合ができる。クリーニングされ準備されたデータをオンプレミスまたはクラウドのDBに保存し、厳格なガバナンス管理を確保しつつ、そのデータをすぐに利用して分析できる。

そのクリーニングされたデータを機械学習やデータマイニングアプリなどにも利用でき、容易に組織全体に展開できる。Tableau Prep Builderでは、Tableauユーザーが使い慣れているドラッグ&ドロップ操作でデータフローを視覚化して、誰もが簡単にDBにパブリッシュ。込み入ったコーディングやサードパーティ製ツールは不要である。エンタープライズ管理の単純化と、複雑な分析のシンプル実行も実現する。

Tableau 2020.3は、拡張ギャラリーへのコネクタ導入により、プラットフォームの接続性も拡げられているという。