新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の世界的流行をWHOが宣言した。以降、日本においてもコロナ対策が最重要課題となっていて、リモートワーク／テレワークが本格化。オフィス勤務を前提とする働き方から在宅勤務を軸にしたそれへと、新たな常態が根付きつつある。
在宅勤務の実施に伴い、業務時間中の在席確認や実働時間の客観的な把握など、管理者、在宅勤務者ともに負荷が増加している。勤怠管理を主管する管理部門では、全社における在宅勤務の実態把握なども課題になることが考えられるという。SCSKは、自社開発ERPの一部「ProActive勤怠管理システム」と、IoTを活用して働く人と環境を見える化する「CollaboView」を連携した、新勤怠管理ソリューションを26日より提供する。
従業員の勤務実態に即した勤怠管理と、多様化する従業員の勤務従事場所を可視化する。新ソリューションは、オフィス／サテライトオフィスなどの各拠点に配置した中継器、あるいは在宅勤務中の人が持つスマホを経由して、BLE（低消費電力ブルートゥース）タグの電波情報を自動収集し、従業員の位置情報を取得できる。
全従業員の業務従事場所および在席状況については「CollaboView」でリアルタイムに確認することができるため、オフィスへの出社なのか、在宅勤務によるリモートワークなのかについても、一目で簡単に把握することが可能。「ProActive勤怠管理システム」のスマホ版では、標準機能としてGPS打刻にも対応しているため、直行・直帰時の勤務打刻ができ、外出中や在宅勤務中における従業員の勤務場所の特定も容易になるという。
同社は、働き方改革関連法で義務化されている「客観的方法による労働時間把握」への対応と全従業員の勤務場所の可視化を実現することで、ウィズコロナに対応する企業の新たな働き方を支援し、適切かつ効率的な勤怠管理に貢献する。