withコロナ時代のハイブリッドワーキングを支援する

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が世界的に広がった。いま、日本国内でも、ビジネスおよび業務の維持・継続を目的に、テレワークが常態化している。ニューノーマル時代においては、業種や職種を問わず、「オフィス×リモート」のハイブリッドな働き方が一層加速するだろうという。

シスコは今月21日、働き方改革を推進するコラボレーションソリューションを拡充し、Cisco Unified Communications Manager(CUCM)をクラウドで運用・ホスト――顧客ごとに個別環境で呼制御を提供するホステッド型プライベートクラウド「Cisco UCM Cloud」を開始すると発表した。同社は昨年10月よりCisco Webex Callingをサービスプロバイダーを通じて提供していて、クラウドベースのシンプルな電話システム管理を実現中だ。

そこに今回新たに加えられた、Cisco UCM Cloudにより、CUCMをオンプレミスで導入している顧客は、同じ機能をクラウド環境で利用できるため、音声、ビデオ通話、メッセージング、モバイルなど、オフィスと同じ環境でのコミュニケーションがどこからでも可能になる。IP Phoneやゲートウェイ機器の流用も容易であり、クラウド移行により常にUCMの最新機能が提供される。

Webex Edge ConnectやSD-WANなど専用線でクラウドに接続するため、セキュリティを理由にリモートで電話業務ができなかった顧客にも利用してもらえる。会社の電話を利用するためだけに出社せねばならないといった問題をも解決する。

Cisco UCM Cloudは、Cisco Webexデバイス、Cisco Webex Teamsアプリケーションの利用が可能で、Cisco Webex Meetingsとのシームレスな接続により、顧客の生産性向上に寄与するという。