通話・会話の録音と音声認識エンジンをつないでテキスト管理

リモートワークが新常態となりつつある今、各種コミュニケーションツールによる"会話"を記録しておくことはかなり重要であり、生産性の向上につながる通話記録や議事録等のデジタル化は、その需要が爆発的に増えることが予想される。

ギークフィードアドバンスト・メディアは18日、前者の通話録音システム「YouWire」と、後者の音声認識開発プラットフォーム「AmiVoice Cloud Platform」におけるAmiVoice音声認識APIとを連携することにより、YouWireクラウドサーバを軸に、各種通話および会議などでの音声データを自動的にテキスト化するサービスの提供を開始した。

YouWireは、ギークフィードが'13年に提供を開始した固定電話の録音「YouWire Office」、携帯電話の録音「YouWire Mobile」、ボイスレコーダーアプリ「YouWire Meeting」、それぞれの情報――通話音声暗号化ファイルの一元管理と検索・再生ができるサービスであり、今回、同サービスの音声認識機能としてAmiVoiceエンジンを活用する。

録音の終了と同時にAmiVoice音声認識エンジンが録音データのテキスト化を行うため、ユーザーは、タイムリーに録音内容の認識結果を閲覧できる。録音した音声データはテキストと紐づいていて、クラウド上で一括一元管理することも可能となる。このたびの連携のしくみは、「商談や会議の会話内容をキーワードでかんたん検索」、「商談や会議の議事録作成の補助ツールとして」、「音声メモの自動化とその共有」

「言った言わないトラブル防止の為の記録として」、「お問い合わせや商談内容のテキストからトレンドワードを抽出し、分析に活用」といった特徴を備えているという。両社は、顧客が音声認識を活用してコンプライアンス強化や業務効率化、応対品質の向上を実現していくことを支援する。