紙文書を適切にデジタル転換、業務システムへつなぐ

IT(情報技術)を活用して様々な仕組みや物事をより良い方向へ転換していくことをデジタルトランスフォーメーション(DX)という。日本の企業・団体の多くはDXや働き方改革を目標に、業務の効率化に取り組んでいながら大量の紙文書ないし紙ベースの業務を残している。

それがDX、業務のさらなる効率化とペーパレス化を推進するうえで大きな課題となっている。企業間取引においては、全てをデジタル化することは難しく、紙やFAXでのやりとりが残っているのが実情だという。データ・アプリケーション(DAL)は、AI-OCR技術の活用で組織に散在する紙文書のデジタル化と、つなぐ先にあわせてデータ変換、そしてシームレスに業務システムへ連携できるソリューション「OCRtran」を8月3日に発売する。

相手先との紙やFAXを使った取引方法を変えることなく、デジタル化を推進できる。「OCRtran」は、DALが開発し豊富な販売実績を持つエンタープライズ・データ連携基盤「ACMS Apex」とウイングアーク1stのAI-OCRクラウドサービス「SPA Cloud」を連携させたまったく新しい仕組みで、「4種類のAI-OCRを選択または組み合わせて利用可能」「高機能なデータ変換が可能」「自動データ連携が可能」といった特長を備えている。

「OCRtran」は一般的なAI-OCRと違い、デジタル化にとどまらず、データを自由に変換でき、業務システムとのデータ連携を実現する。注文書や請求書、フィールドエンジニアの作業報告書など、紙やFAX、メール添付等で受け取った文書を、自動でデジタル化し業務システムへ連携するイメージであり、デジタル転換後の文書は暗号化されクラウド上に保存される。ゆえにユーザーは、セキュアな文書管理も可能になるという。

3年後100社導入を目指す、DALは8月5日に同ソリューションのオンラインセミナーを開催する。