雑誌の記事をAI分析、世代ごとのクラフトビール4種を醸造

地ビールともいわれる、クラフトビールは量産ビールとはひと味もふた味も違う。職人の技とこだわり、醸造所の意気込み、その時と町の有り様までもが詰められているようで、ビール大手5社の出荷量が低迷する中にあっても、近ごろ人気だ。

日本でクラフトビールは酒税法上、ビールと発泡酒などを指す。今月15日、NECコエドブルワリーは、人と人工知能(AI)の協調による世代間コミュニケーションの促進を目的に、トレンドを反映する雑誌記事をAIで分析し、世代の特徴を表現したクラフトビール「人生醸造craft」を開発――同商品を同日より、コエドビールオンラインショップで販売すると発表した。

最先端AI技術群「NEC the WISE」を用い、小学館提供の雑誌の画像と文章(CanCam、Oggi、Domani、Precious、DIME、BE-PAL、女性セブン、週刊ポスト。約40年間分の記事)を分析。これにより、クラフトビールを楽しむ順番として一般的な「色」「香り」「味」の3ステップを数値化し、ビール職人が20~50代つまり4世代の特徴を4種類のクラフトビールとして表現したという。

たとえば「人生醸造craft ~40's YELLOW~」には、いま40代の人が20代の頃に発行された雑誌『CanCam』のファッション画像が「色」ステップで、30代の頃に発行された雑誌『Oggi』と『DIME』の文章が「香り」ステップ、そして直近10年に発行された雑誌『Domani』の画像が最終的な「味」のステップで利用されている。

各世代の人生の軌跡を体験できる「人生醸造craft」は、世代間の相互理解に適した商品として、職場内の話題のきっかけ作りや、いま流行のオンライン飲み会でも楽しんでもらえるという。同商品について、NECは同社グループが今週オンライン開催中の「NEC iEXPO Digital 2020」にて紹介する。