クラウドとビーコンによって勤怠管理、柔軟な働き方とコロナ対策にも

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、日本では働き方を本気で変える組織が急増した。そして、緊急事態宣言の解除により、経済活動が再開され、これまでの勤怠管理という課題に、コロナ対策という新たな課題が加わり、企業・団体はそれらへの対応を迫られている。

7月2日、ACCESSは、同社のビーコンを用いた打刻フリー勤怠管理サービス「Linkit® 勤怠」と、シスコシステムズのクラウド管理ソリューション「Cisco Meraki」とをAPI連携したサービスを8月1日より提供する。世界190カ国、46万社以上で導入されている「Cisco Meraki」に対応した「Linkit 勤怠」は、シスコの販売代理店からも提供される予定だ。

オフィスのネットワーク管理をシンプルに、エンドツーエンドで可視化することでユーザーエクスペリエンスを向上する。「Cisco Meraki」は、日本国内においても、クラウドネットワーキングのリーダーとして、BLE搭載無線アクセスポイントをはじめ、インテリジェントスイッチ、UTMファイアウォール、スマートカメラなど幅広いラインナップを有し企業のネットワークを1つのダッシュボードで統合管理できることを強みとしている。

「Linkit 勤怠」は、オフィスのゲートウェイが社員の携帯ビーコンを検知して、Wi-Fiを通じてクラウドへデータを送信することで、自動打刻勤怠管理を実現している。働き方改革に有効なソリューションとなる。今回の連携により「Cisco Meraki」のWi-Fiアクセスポイント導入企業は、自社勤怠管理システムに「Linkit 勤怠」を最短7日で導入して利用できるようになるという。

同社は今後、屋内の人の位置情報や行動履歴が一目でわかる「Linkit® エリア探索」および付帯サービスの「濃厚接触者特定レポート」も、「Cisco Meraki」に連携していく構えだ。