現在、コロナ対策に関する案内を載せて送信したいという 歯科医院が増えている。日本国内すべてのSMS送信サービスでは、文字数66~70ごとに追加送信料が発生――300文字のSMS1通につき40~50円――月に1,000通のSMSを送信する場合、4~5万円の費用負担となる。ゆえにこれまで、リマインドメッセージにCOVID-19対策を加えて案内することは、コスト面から非現実的だったという。
通信技術の研究開発を行っているナレッジフローは今月11日、同社が提供中の歯科医院向けキャンセル防止システム『SMSデンタルアポ』において、「コロナ対策メッセージ機能」をCOVID-19完全終息(日本政府・公的機関による完全終息宣言日)まで無償提供することを発表した。患者への来院時のお願いなどをSMSに記載できる、今回の機能によって、コロナ禍中で患者への対応に苦慮する歯科医院を支援していく。
SMSデンタルアポの「コロナ対策メッセージ機能」では、マスク着用などの依頼や、 医院が行っている感染対策の説明などを設定できる。 設定したメッセージは、患者への予約リマインドメッセージに追記して送信され る。 感染対策を事前周知することで、 患者に安心して来院してもらえるうえ、 院内感染防止策の徹底効果が見込めるという。
同社はSMSデンタルアポを'12年来運営していて、普段世話になっている歯科医院が苦しんでいる今だからこそ恩返しがしたい――COVID-19対策に関するメッセージを伝える機能を提供することで 、歯科医院における「安心」づくりに少しでも役立ちたいと願っている。