COVID-19拡大防止、AI×サーマルカメラのしくみを共同展開

そのパンデミックが宣言されて以来、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は拡大の一途を辿り世界中に蔓延した。ワクチンや特効薬が開発途上であるために、新規感染者数が減少に転じた国や地域でも油断禁物――経済活動の再開はCOVID-19の再燃リスクと表裏一体である。

依然として社会の脅威である新型コロナの感染拡大防止に向けて、アドバンテックはAI(人工知能)による顔検知機能とサーマル画像カメラを組み合わせた技術をベースにした4つのしくみを開発――。5月29日、日本ラッドとともに、AIによる顔検知と発熱・密集度等を検知する高機能カメラを組み合わせた感染症拡大防止ソリューションを、日本国内において販売・サポート展開していくことを発表した。

それぞれ台湾証券取引所とJASDAQに上場している、両社は'17年の資本業務提携以来、順調にインダストリアルIoT部門におけるCo-Creation(共創)案件実績を伸ばしていて、'19年にはサービスIoT分野、特にメディカル領域における協業推進を発表し、日本の医療機関を中心に積極的なソリューション提案で共同している。そして今回、AI×サーマルカメラによるCOVID-19拡大防止ソリューションを展開する。

同ソリューションは、①外来者発熱スクリーニングシステム、②密集度計測システム、③ソーシャルディスタンス計測システム(6月提供開始)、④感染者トラッキングシステム(7月提供開始)からなる。

先行提供される「発熱来訪者スクリーニングシステム」では、外来者に負担をかけずに体表面温度のみを瞬時に非接触で測定し、発熱者を自動的に通知することが可能となり、「密集度計測システム」ではAI技術により3Dカメラで密集度を測定・分析できる。各単独採用も可能だが、システムへ追加すれば、同社提供のプラットフォームで統合的な運用が可能となり、省力化・効率化に寄与するという。