テレワークを安全快適かつ安価にするPC仮想化基盤を強化

「働き方改革」を推進するなかでテレワークが認知されるようになった。そしてそれは、新型コロナ対策として日本でも一気に広まり、業種・業態によっては標準的な働き方となりつつある。

在宅勤務やテレワークの需要が益々高まるなか、ネットワーク環境によるパフォーマンス低下を防ぎ、快適な業務環境づくりをめざす。生産性向上を図り、エンドポイントでのセキュリティを見直す企業が増えているという。ZenmuTechは21日、リモートPC利用を安全・快適・安価で実現可能な「ZENMU Virtual Desktop(ZVD)」で仮想ドライブの可用性と管理者機能のセキュリティを強化した新バージョンの提供を始めた。

独自の秘密分散テクノロジーにより、PCに仮想ドライブを作成し、当該ドライブ内のユーザーデータをPCとクラウドに分散管理する。ZVDでは、盗難や紛失に気付いた時点で、本人や管理者がクラウド上の分散片へのアクセスを停止。これによりユーザーデータを物理的に復元不可能とする。PCからの情報漏えいリスクを最小限に抑止できる。そして今回顧客の要望を反映したという。

「仮想ドライブに移動できるフォルダーの最大数を4から20に変更」し、「30GBを超える仮想ドライブを作成可能」とした。ZENMUクラウドサービスの管理者メニューのセキュリティ強化として「管理者アカウントがログインするときのSMS認証」、「管理者メニューにアクセス可能なIPアドレス制限」を追加し、オフラインストレージで新たにiPhone BLE(低消費電力ブルートゥース)連携を利用できるようにした。

情報漏えいを防ぐだけでなく、PCの発見時にはクラウドや外部ストレージの接続を再開すると、すぐにPCデータの利用が再び可能となる。ZVDは5月末までの期間限定で無償提供中であり、これが好評のため同社は、申込みから2ヶ月間の無償提供を継続するという。