印鑑不要、契約書類はデジタル承認・捺印・管理でペーパーレス化する

新型コロナウイルス禍を終息させるために出社しない。そう決断し、自宅で仕事を終えてニュース番組を見ているとき、捺印のために職場に出向かなければならないという人が多く、そんな組織が多数あることに、「日本はまだ20世紀なのか」と愕然とする。

政府がめざす「デジタル駆動型社会」はやってくるのだろうか――。理想と現実の狭間で筆者がめまいを覚える。この国においては、承認や捺印が紙文書で行われているために、その担当・管理者が出社しなければならぬ、課題が浮き彫りになってきたという。NECネッツエスアイは今月11日、ドキュサインの販売代理店として「DocuSign Agreement Cloud」の提供を開始する。

合意・契約プラットフォームであるそれは、書面の準備、署名・捺印、承認、管理など一連のプロセスをクラウドで行えるもので、その電子署名は、180か国・56万社以上の企業に利用されている。時間、場所、デバイスに関係なく利用ができるので、日本企業がいま直面している上述の課題や、メール/郵送でのやり取りを削減し、ビジネススピードを加速。印紙代や輸送費の節約にも貢献するという。

NECネッツエスアイは、同プラットフォームの提供に先立ち、プロセス改善の一環として調達部門でこれを導入。社内ワークフローと連携の上、年間約8,000件ある取引先との契約書類のペーパーレス化をはじめた。これまで2、3週間を要していた契約処理が1~2日に短縮し、印紙代を年間約130万円削減できたので、全社導入に向けての準備を進めている。

同社は"共創でお客様のビジネスに新たな価値を提供する"。この基本コンセプトを体現するデジタル・トランスフォーメーション(DX)事業のブランド「Symphonict」に、DocuSign Agreement Cloudを加え、新たにペーパーレス化の実現に寄与するサービスを提供していく構えだ。