情報と娯楽を融合させたしくみ「インフォテインメント」の優劣が問われる。昨今、ネットにつながる「コネクテッドカー」は、楽しさと便利さと安全安心を実現する移動手段、そして21世紀のカーライフ――車のある生活、車を利用する生活(出典:日本国語大辞典)の要素にもなっている。
昨年9月17日発売の「カローラ、カローラツーリング」のフルモデルチェンジより、新型車へのスマートフォンとの連携可能なDA(ディスプレイオーディオ)およびDCM(車載通信機)の標準装備を進めていて、コネクテッドカーの普及に取り組んでいるという。
トヨタは今月10日、DAのオプションサービスである「Apple CarPlay®/Android AutoTM™」を標準装備化し、6月発売の新型車よりスマートフォンとの連携機能を強化すると発表した。既に販売済みのDA装着車についても、DCMを介したT-Connect通信によるバージョンアップを通じて、6月中旬以降、順次機能を付与する(T-Connect契約が必要で、顧客へはリモートメンテナンスメール等で個別に通知する予定)。
標準サービスとして提供しているSmartDeviceLink™(App Store/Google Play)に加え、新たにApple CarPlay®/Android Auto™を標準装備化することで、より多くの顧客にコネクテッドサービスを利用してもらえるようにした。スマホをUSBケーブルで接続することで、マップ、電話、メッセージ、音楽アプリをDA上で誰もが気軽に利用できる。運転中もハンズフリー通話や、音声による機能操作で、安心して使ってもらえるという。
同社は、これからもコネクテッドサービスを通じて、顧客の「安全・安心」「快適・便利」なカーライフの実現に向け、コネクテッドカーならではの魅力づくりに取り組んでいく構えだ。