つながるクルマの世界展開、ソフトウェア開発力と運用体制を拡充する

市場ニーズの多様化に加え、MaaS(移動手段のサービス化)やCASE(コネクテッド、自律、シェア、電動)といった新たな領域が進展している。情報通信技術のひとつIoT(モノのインターネット)の活用が進む現在、自動車業界では――

異業種の参入やライドシェア・カーシェアをはじめとする新たなサービスの誕生により、クルマの価値そのものが大きく変化しつつある。また、情報通信業界では、クラウドサービス、ビッグデータ、AI等の技術の急速な進展により、全く新しいデジタルサービスが驚くべきスピードで登場していて、それらの技術の活用可否が自社の事業拡大により直接的な影響を与える時代となりつつあるという。

トヨタコネクティッドNTTデータは、トヨタ自動車がグローバル展開するモビリティサービス・プラットフォーム(MSPF)の機能・サービスの拡張、コネクティッドカー展開国拡大に伴うソフトウエア開発力と運用体制の拡充を目的として、今月1日に業務提携した。両社が保有する強みを掛け合わせ、さらに強固なMSPFの開発と拡大する車両ビッグデータへの対応力と活用力を強化していく。

前者はMSPFの開発と、世界中で毎年数百万台単位で増加するコネクティッドカーからのビッグデータ収集・運用業務を、日米を中心に世界7地域で取り組んでいて、後者は世界50以上の国と地域にて、デジタルを活用した新たな市場の創出、より質の高いサービスの提供に取り組んでいる。そして両社は今回、協同開発と人財交流を通じてグローバルでの開発・運用力の強化及び高度化を図る。

中期的には、トヨタコネクティッドの持つ顧客接点と、NTTデータの流通・小売・金融業界などの顧客基盤を両社で相互活用し、スマートシティ構想も視野に入れたMSPFのサービス力強化と、グローバル規模でのさらなるプラットフォーム事業の拡大を推進。両社連携によるシナジー効果の最大化を目指すという。