テレワークについて、アクセス認証製品を無償提供するなどして支援

働き方改革のひとつとして注目されていたテレワークは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的な蔓延により、その体制作りと実施が急務となっている。と同時に、サイバー攻撃のリスクが高まっていて、リモートアクセスの安全性を担保するしくみの必要性も急速に増している。

現状において、世界の顧客の最優先課題を尊重し、それに応えていくことに真摯に取り組んでいる。一例として、企業向けに「ビジネスリスク対策プログラム」を立ち上げて、在宅勤務の迅速な確立や事業継続計画の支援を始めているという。デル テクノロジーズは今月6日より、日本において、ユーザー認証製品「RSA SecurID Access」を期間限定で無償または特別価格で販売する。

在宅勤務/リモートアクセスの導入を急務とする企業を支援するためだという。同社は顧客から、「今は全社員にRSA SecurIDを展開したいが、在宅勤務の推奨期間が終了したら従来どおり、リモートワークの多い社員だけに限定したい」、「全社員分のライセンスを購入する予算が無い」、「この時期に認証トークンの社内配布は現実的でない」、「誰でも迷わず使える方法が良い」など――。

主に予算の制限と、管理者や利用者に手間をかけない方法が望まれていることがわかったため、「事業継続性オプション(BCO)」を活用する、また物理的な認証トークンを使用せずスマートフォンを活用する支援策を作成した。これによりユーザーは、オフィス内と同等のセキュリティ強度を保ち、安全性と利便性のバランスを維持して各種業務アプリケーションへのログインが可能となる。

同製品の認証サーバーと認証トークンを新規購入した企業には、購入ユーザー数と同数の多要素認証アプリ(MFA)6か月間ライセンスを無償で提供する。既存顧客で認証サーバー/トークンを追加購入した企業には、BCOライセンスを特別価格で提供するという。