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クラウドストレージと複合機がリンク、テレワークを一層効率的に
「働き方改革」の進展が多少なりとも見られるようになった。それは子育てや介護と仕事とを両立するための「テレワーク」を軸に語られ、検討されることがほとんどであった――が、新型コロナウイルス渦が急拡大し、自宅で業務を行えるしくみ作りが急務かつ必須となった。
今月25日、コニカミノルタジャパンは、テレワーク環境整備の支援対策として、同社のクラウドサービス「INFO-Palette Cloud」のひとつ――複合機とクラウドストレージを連携させ業務を社外に持ち出せるサービス「bizhub essentials」を6月30日まで無償提供することを発表した。
「Smartスキャン」や「Pullプリント」、「Remoteプリント」といった機能を標準装備した同サービスでは、クラウドストレージとBizhub複合機とがリンクすることにより、クラウド上のデータを効果的に使用できるようになる。利用者は、どこからでもクラウドを介して、所望・所要文書をオフィスの複合機から出力できる。複合機で受信したFAX文書は自動的にクラウドストレージに格納されるため、外出先でもそれを確認できる。
さらに、オプションの「Remote Fax」を利用すると、会社の複合機を介してFAX送信が可能となり、外出先からのタイムリーな情報共有ができる。これにより、これまでFAXで運用していた受注業務など、会社に出社しないと行えなかった業務が、場所を選ばす行えるようになるため、テレワークや、携帯機器のみにより屋外等でするモバイルワークの環境が実現するという。
同社は、社会の変化により多くの企業でテレワークのニーズが高まっている中、「創造じかん」や「自分じかん」を増やしていく、企業の生産性や創造性を高める新しい働き方を支援する「いいじかん設計」サービスの提供を通して、あらゆるワークプレイスの「未来の『はたらく』をデザイン」していく考えだ。