物流サービスと越境ECマーケティングを一体化、世界市場に向けて

スマホが普及し、ネットショッピングはかつてないほど簡単になった。近ごろ電子商取引(EC)基盤は多彩になり、売り手も、国境をまたいで出店を容易に行えるうえに、肝心要の物流が高度にサービス化されつつあるため、これまで以上にビジネスチャンスを広げられる。

175ヵ国に100万超のショップを運営する世界No.1のマルチチャネルコマースプラットフォームShopifyと本邦初のAPI連携――と同時に海外配送キャリア(Buyandship、日本郵便、EMS、4PX、DHLエクスプレス)と提携し、顧客のEC事業を物流面から支援してきた。越境ECの成功においては、物流だけではなく、販売国の実情に即した戦略やマーケティングも不可欠だという。

荷主・倉庫会社・物流会社をネットワーク化し、個別見積もり不要・従量課金で利用可能な物流Eコマースサービスを日本で初めて提供した会社――オープンロジは、越境EC事業を展開する企業向けに、「販売国でのマーケティング」から「海外輸送・販売国での物流」までをワンストップで提供するサービスを、越境ECマーケティング専門会社の世界へボカンと協力してスタートする。

英語圏向けの越境ECマーケティングの実績が豊富であり、'18年にShopifyエキスパートに認定されている世界へボカンとともに、適切な販売国やモール選定、ECサイト分析に基づく改善およびマーケティングを支援する。そしてその国の特性や、ユーザのニーズに合わせた最適な物流までを一括提供する。既に越境ECビジネスを展開している人だけでなく、これから越境ECを始めたい人も利用できるので、気軽に相談して欲しいという。

両社は、現在のShopifyユーザを軸に上記ワンストップサービスを開始し、順次サービス内容を拡充していく。越境ECを目指しながらも課題を抱えている企業、ショップや人々をより多く支援できるよう、努力していく構えだ。