短期離職を防ぐ、飲食チェーン店で重要タスクをロジカルに実行する

少子高齢化などを背景に、多様な業種で労働力不足が深刻化している。日本ではここ数年、飲食チェーン業界が人手不足に悩まされていて、その大きな要因として入社後3ヵ月以内の短期離職の多さがあげられる。店で長く勤めてもらうには、店長とスタッフの密なコミュニケーションが大切となる。

けれども人手不足という状況が、きめ細やかな意思疎通を妨げている。両者から、心のこもったコミュニケーションをとる時間をも奪っていて、そのような店は負のスパイラルに陥っているという。ジャストプランニングと、ドリーム・アーツは1月29日、「3ヵ月以内の離職者ゼロ」の労務管理ノウハウを反映させた重要タスクを管理する飲食チェーンストア向けソリューションの販売を開始する。

20万人超の勤務データ解析を通じて短期離職者ゼロを実現してきた「労務AI」(リーガル・リテラシー製)とジャストプランニングの勤怠管理システムをシームレスに融合させた「まかせて労務EX」。これとドリーム・アーツの「Shopらん」が連携することで、新人フォローロジックと、重要タスクの確実な実施を具現化できるようにしたという。「まかせて労務EX」は店舗での雇用契約におけるタスク実行の支援と必要書類を電子化する。

店長の経験と勘に頼ることなく入社面接~入社後のフォロー面談、重要タスクとその内容を自動的に明確化する機能が備わっているしくみと連携する、チェーンストア専用の本部-店舗間コミュニケーションツール「Shopらん」は、従来多様な情報に埋もれて漏れが発生しがちであった今日やるべきこと、即ち店舗のタスク群を自動的に整理して一覧表示する。実施状況を一目で把握でき、本部からも適切な店舗フォローが行えるという。

両社のサービス連携により「3ヶ月以内の離職防止」と「雇用契約の明確化・電子化」効果が期待される。飲食チェーン事業者は各店舗運営をより強固なものにできるという。