新しい超高速HDMIケーブル、すべての機能を認証ラベルで保証

ハイディフィニション・マルチメディア・インターフェースというよりも"HDMI"のほうが通りがよい。映像や音声、制御信号などを1本のケーブルにまとめられる通信規格はPCやゲーム機、エンタメ用の家電で使われている。新型テレビとHDDレコーダーを接続する際、HDMI端子をきっと意識する。

が、HDMIケーブルを入手しようとしても一体全体どれを買えば良いのかさっぱりわからない――。長さはともかく、フルHD/4K/8K映像への対応、ゲーム機のリフレッシュレート、イーサーネットへの対応や各種HDオーディオ規格との互換性など、HDMIはバージョンによって伝送速度も異なり、TOKYO2020を8Kで楽しむにはVer.2.1以上が必要となる。

今月6日ラスベガスにて、HDMI Forumは、高品質な超高速HDMI®ケーブルを確実に市場へ届け、4K/8Kビデオ/HDR/VRR/eARCや他のHDMI2.1機能をサポートするために、すべての超高速HDMIケーブルに必須となる認証プログラムを発表。これには無線干渉の最小化を目的とした最新EMI要件への適合検査が含まれる。ケーブル長の別なく、すべてHDMI認定テストセンターにて認証検査に合格しなければならぬとした。

認証を受けると、超高速HDMI認証ラベルをケーブルの各パッケージに貼付し、その製品の認証ステータスを顧客に伝えることが義務付けられる。偽造防止策を施した超高速HDMI認証ラベルとそのスキャン結果によって、製品がHDMI Forumの要件に適合していることを視覚的に検証できる。140社超のケーブルメーカーが既存のプレミアム認証プログラムに参画していて、再販業者は総合的なしくみを信頼している。

そして間もなく利用可能となる、今回のプログラムはHDMI Forum認定代理業者のHDMI LAが、既存の認証プログラムの一環として管理することになるという。