先進インフォテインメント、中国EVメーカーおよび米国メディアと

自動車メーカーおよび関連企業の間でCASE(接続、自律、共用、電気)が合言葉となっている。昨今、車に乗る人たちから見れば、情報と娯楽を融合させた車載システムすなわち「インフォテインメント」の進化も気になるところだ。

今月7日~10日、ラスベガスにおいて消費者向けテクノロジの大見本市「CES」が開催されている。近未来の世界を感じられる同イベントにて、ACCESSのドイツ法人であるACCESS Europeは、電気自動車メーカのBYTONおよびViacomCBSと、先進の車載インフォテインメント(IVI)の共同デモを行う。BYTONブースでは、ACCESSのソリューションを用いて、車載ディスプレイにエンタメコンテンツを映し出すIVIサービスを披露する。

ACCESSとViacomCBSは昨夏に協業を発表(リリース記事)。これにより、ドイツ市場において、ACCESSの「ACCESS Twine™ for Car(Twine4Car)」を介して、搭乗者がViacomCBSのテレビ番組にアクセスできるようになった。そして今回、BYTON車に載せた自動車業界では最大となるディスプレイを用いて、コネクティビティと未来のライフスタイルにおける車内体験をデモンストレーションするという。

車載専用アプリストアと組込型ソフトウェアを合わせることで、自動車業界とコンテンツ業界の間にあるギャップを埋める――。車のオーナーや同乗者との関係を強固にして、メーカーが自社ブランドを強化できるようにする。「Twine4Car」は車載スクリーンやモバイル機器で、ブランド化したエンターテインメントサービスの提供を可能とする。

機能/サービスとして、「Twineアプリストア」、「収益化とデータ活用サポート」、「Androidネイティブアプリサポート」、「同期再生」、「ペアレンタル/リモート・コントロール」が挙げられている。