特権ID・証跡管理などを包含したセキュリティ対策ソフトを一層強化

企業・団体においてIT(情報技術)システムのセキュリティ対策が最重要になっている。そこで、特権IDの管理、ログ収集&不正アクセス検査、動画による操作記録など様々な対策を実現するソフトウェアが'15年の発売以来、多様な業種の多数のユーザーに採用されているという。

エンカレッジ・テクノロジは、特権ID・証跡管理など、セキュリティ対策を包括的に実現するソフトウェア「ESS AdminGate」の機能を大幅に強化。最新バージョンV3.1の出荷を来春に開始する。同ソフトウェアは多彩な機能をオールインワンで提供でき、顧客システム規模や要件に合う柔軟な価格体系となっている。その結果、このソフトウェアにより管理されているシステム数は計3,100ノード超('19年11月時点)だという。

これまで以上に多様なシステム環境において、よりセキュアに、そして使いやすさが向上するという。V3.1ではプライベートクラウドに加え、アマゾン ウェブ サービス(AWS)も正式なサポート動作環境とする。パブリッククラウド上のLinux Server標準であることが多い鍵認証の方式にも対応する。 これにより、同ソフトウェア自体をAWSに配置し、Linux Serverの認証方式を変更することなく、管理対象にすることが可能となる。

鍵自体をワンタイム利用するため盗難等に対しても安全性がさらに高まる。OSとして新たにAmazon Linux2が管理できるようになる。ほかにも、「ワンタイムパスワードによる多要素認証に標準で対応、二種類のデバイスを選択可能に」、「『シンプルノード』により様々なシステムの特権IDを管理可能に」といった機能拡張が行われる。

最新バージョンは、ユーザーが自身のタスクやワークフローの状態を俯瞰できるダッシュボードを改善――。緊急申請の実行可否をノードグループ単位で設定できるなど、使いやすくなるという。