ソフトウェアロボットによる業務自動化、全社展開をサポート

人手不足、人財の欠乏が大きな課題となっている。日本では近年、事務作業や定型プロセスをソフトウェアロボットで自動化するなど、デジタル技術を活用した働き方改革や生産性向上への取り組みが注目され、そうしたIT(情報技術)システムを採用する企業が増えている。

一方で、「RPA(ロボティックプロセスオートメーション)による自動化対象業務が多すぎて、IT部門で捌ききれない」とか、「IT部門でのRPAシナリオの実装では、現場の業務部門とのコミュニケーションコストが大きく、時間が掛かる」とか、「業務部門に開発を任せてみたが、生産性が上がらない」といったRPA導入企業の声も多く聞かれるという。

TISは、ソフトウェアロボットの迅速な全社展開を支援するUiPathのRPA業務自動化ソリューションに3つの新メニュー、「RPAコラボレーションポータル」「RPA全社活用3か月パック」「業務テンプレート」を追加する。同ソリューションは、業務効率化や生産性アップに向けてRPAを全社で活用したい企業をトータルサポートするサービスであり、デジタル技術を用いた業務効率化の素早い実現を可能にする。

UiPathのRPA業務自動化ソリューションに今回加えられる、「RPAコラボレーションポータル」はRPAシナリオ開発・活用の情報共有や課題解決を行うポータルサイト。「RPA全社活用3か月パック」は現場の業務部門でのRPAシナリオ開発のガイドライン整備とトレーニングが3か月で実施できるワンパッケージメニュー。「業務テンプレート」は現場の業務部門でRPAシナリオ開発時のお手本として活用できるサンプル業務テンプレートだという。

TISは、ロボティックプロセス自動化の全社導入を検討している組織や、導入後に上記のような課題を感じている企業向けに、UiPathのRPA業務自動化ソリューションを展開――。今年度中に20社への提供を目指す。