オールインワンの自律型ITインフラで運用リスクと業務負担を軽減

あらゆるモノやしくみのデジタル化が進んでいる。今日、企業・団体のIT(情報技術)担当部門は、増え続けるデジタルリソースや基盤の管理及び運用に忙しく、たとえば近未来のレベル4(完全自動運転)車両のような、それらITインフラの自動化を望んでいる。

まもなく日本の高速道路上で実用化されるレベル3車両でさえ、ドライバーの指示を受けた車は目的地まで、様々な運転タスクを自ら実施する。車線走行支援機能やナビゲーション機能などにより、運転操作のほとんどが自律的に行われる。同様のしくみがITインフラに適用されれば、ユーザーはリスクを回避しながらワークロードやアプリケーションの展開、新製品やサービスの開発など、本来の業務に集中できるという。

デルテクノロジーズは今月5日、日本において「Dell EMC PowerOne」の販売を開始した。デルEMCジャパンおよび両社のビジネスパートナーから提供される「PowerOne」は、エンタープライズITの展開、管理、消費を容易にする自律型インフラストラクチャーであり、コンピュート、ストレージ、ネットワーキング、仮想化、データ保護(オプション)を内蔵インテリジェンス機能とともに統合。ライフサイクル全体で、数千のタスクを自動化するという。

自律運用機能の中心エンジン"PowerOne Controller"は、Kubernetesマイクロサービスアーキテクチャーを活用するとともに、Ansibleワークフローを利用することで、"PowerEdge"、"PowerMax"、"PowerSwitch"、"VMware"、"PowerProtect"といったコンポーネントの構成設定とプロビジョニングを自動化して、顧客管理型のDCaaS(サービスとしてのデータセンター)の実現を支援する。

PowerOneは「デルテクノロジーズ・オン・デマンド」を通じて導入できる。