防犯ないしは営業秘密を守るために社員及び来訪者の出入りを厳に見張る。入退室ゲートで用いるICカードの管理・運用は煩わしい。セキュリティ対策を厳重にしていても、ICカードは、盗難やなりますしを防ぎきれない。
そこで、ソフトバンクの子会社日本コンピュータビジョンは、顔認証でよりセキュアで快適なアクセスを可能とする「JCV Total Building Access Solution」を11月22日より正式に提供開始する。ビルディング管理者にはアクセス管理工数の軽減、利用者にはストレスなしのビルアクセスをもたらすという。
同ソリューションは、JVCの技術パートナーである香港センスタイムグループ(日本法人Web)のアルゴリズム技術により、顔写真を1枚登録するだけで高速・高精度な1対N認証および生体検知を行い、安心かつスムーズなアクセスを実現する。今回、デバイス利用タイプの「SensePass-J」「SenseHello-J」と、管理プラットフォーム「SenseLink-J」が用意されている。
一体型専用端末「SensePass-J」は最大2万の顔データが保存可能。暗号化や生体検知による強固なセキュリティ保証、多様なインターフェースに対応、認証速度0.3秒以内 (距離2.0m以内)、認証精度99%以上を特長としている。一方、iOSアプリ「SenseHello-J」は最大5万人の顔ライブラリ容量を有し、インストールが容易で、認証速度1秒以内 (距離 4.0m以内)、認証精度99%以上を誇る。
顔認証デバイスやユーザー情報およびアカウント権限を一元管理する統合プラットフォーム「SenseLink-J」は、既存システム等とのAPI連携によって、従業員の勤怠管理など、顧客環境に合わせた使い方ができるという。JVCの入退室管理ソリューションは来月、スマートビルディングEXPO東京展にて披露される。