多種多様な業務データを一括管理、デジタル転換を加速する

情報技術(IT)を活用し、ビジネスの効率化や変革、新たなビジネスモデルを創出する。デジタルトランスフォーメーション(DX)に取り組むケースが増えている。企業において、DXを推進していくための大きな鍵となるのがデータの利活用である。

多種多様で膨大なデータから価値を創出し、それを活用することで、ビジネス変革やユーザーエクスペリエンス向上を図ることが重要視されている。が、オンプレミスシステム、パブリッククラウド、プライベートクラウドなど、さまざまなIT基盤でデータを管理している企業では、データのサイロ化/孤立化が生じ、複数データを連携させた分析などが容易ではない。データ利活用の実現には、多彩なデータを統合するしくみが必要不可欠だという。

NTT Comインフォマティカと、企業におけるDXを推進するデータ利活用ビジネスで協業し、来年1月にデータ統合サービスを開始する。同社はさらに、NTTデータと連携して、顧客にソリューション提供していく予定だと、3社で今月1日に共同発表した。

データ利活用向け「Smart Data Platform」におけるデータインテグレーション機能として、クラウド型データ統合ソリューション「Informatica Intelligent Cloud Services」を活用する。IICSを同プラットフォームの、次世代インターコネクトサービス「Flexible InterConnect」をはじめとする機能と組み合わせることで、さまざまなアプリケーション、SaaS、データストアなどを一つにまとめるデータ統合サービスを提供する。

そしてそのサービスを、豊富なインテグレーション実績を有するNTTデータは、顧客の利用環境に応じた最適なソリューションとして、NTT Comと協同提供――。同サービスの導入からデータ連携、データ分析環境までを全面的にサポートしていくという。