海外発の自動運転技術を"FUKUOKA"で実証

先進各国の産業界と社会でCASE(コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化)が注目されている。自動運転については昨今日本でも、人手不足に直面している物流の生産性向上、交通弱者への新たな移動サービスの提供などを目標に、実用化に向けた様々な検証が加速している。

自動運転は交通インフラおよび関連法の整備と密接していて、その実現に向けた国土交通省の取り組みが昨年末、同省PDFにまとめられてある。今月6日、福岡市福岡地域戦略推進協議会等は、「Fukuoka Smart East」の取り組みの一環として、PerceptIn社による小型自動運転車の実証実験を行うと発表した。

今回実験するそれは日本初上陸のLSEV(電動の低速走行車両)、コンピュータービジョンと呼ばれる画期的な自律走行技術を用いた先進的な自動運転車であり、貝塚公園(福岡タウン情報Web参照)にて、試乗体験会が実施される。取り組みの主役であるPerceptIn社は、米国西海岸のシリコンバレーで創業し、現本社を香港におくスタートアップだという。

同社が開発した二人乗りLSEVに1人ずつ乗車してもらう。スタッフが同乗し、安全を最大限確保した形で︎走行する。 実証実験の実施日時は9月21日(土)~23日(月・祝)10:00~15:00(雨天の場合は中止もありえる)。 これに先立ち、メディア向け試乗会が20日(金)13:00~15:00に実施される(試乗申込み方法等のPDF資料)。

9月21日(土)13時からはオープニングセレモニーが行われ、関係者の挨拶などがある。福岡市東区の貝塚公園での実験実施主体はPerceptIn LimitedおよびPerceptIn Japan合同会社。そして支援主体がFukuoka Smart East推進コンソーシアム (九州大学,UR都市機構,福岡市,福岡地域戦略推進協議会)となっている。