ウェブサイトの品質向上、レポートを自動作成して本来の業務に励む

ウェブサイトのアクセス解析は専門知識と高度な技術を要する。ただ解析するだけでは意味が無く、解析結果をもとに、そのウェブサイトを改善し、より一層アクセス数を増やしたり、サイト滞在時間を伸ばしたり、目的のページや情報へ導いたりすることが必要となる。

アクセス解析ツールからのログ集計や分析、報告・改善提案書作成は、一般的に、多頻度で煩雑になりがちだという。さくらインターネットは、クリエイターズネクストと提携し、アクセス解析とウェブ改善レポートの自動生成サービス「KOBIT」を、さくらのクラウドにおいて9月12日より提供する。これによりユーザーは、レポート化業務に費やす時間を削減し、本来の目的であるウェブサイトの品質向上のための業務に注力することが可能になるという。

クリエイターズネクストの「KOBIT」は、ウェブサイトのアクセスデータから、閲覧者属性やコンバージョン率などのアクセス解析を行い、データの図式化だけではなく、課題発見および改善提案についての文章も含めたレポートを自動生成するサービス。そのままの状態でも納品物として利用できることに加え、編集可能な形式で生成されるため、用途に合わせて内容の編集が可能。企業規模を問わず、すでに約5,100社の導入実績がある。

営業・定期報告に便利な「アクセス解析レポート(月次レポート)」、「アクセス解析レポート(期間指定レポート)」、検索エンジン最適化に役立つキーワード分析をする「SEO解析レポート(月次レポート)」の3プランが用意される。KOBITは、さくらのクラウドのコントロールパネルから申し込める。

さくらインターネットは他社と提携しサービス提供を行う「マーケットプレイス」の取り組みを推進していて、今回の件はこの一環――。今後もさらにこのような提携ビジネスを拡大し、インフラサービスだけではなし得ない新しい顧客層の獲得を目指していく構えだ。