人工知能(AI)やモノのインターネット(IoT)技術が産業界だけでなく、社会インフラ、医療・ヘルスケア分野にも浸透し始めた。かつて家庭の電力計などをクラウドIT基盤にオンライン接続して「スマート○○」と呼んでいたしくみは、家全体に広がりつつあり、その牽引役を各種家電が務めている。
8月27日、シャープは、AIoTクラウドサービス「COCORO WASH」に対応し便利で快適な洗濯をサポートする、「ES-PW11D」など、プラズマクラスター洗濯乾燥機3機種と全自動洗濯機1機種を発表した。今回のシリーズ(発売日:9/19)は、天気情報に応じた洗濯アドバイスに加え、スマートホームサービス「COCORO HOME」と連携し、冷蔵庫(GA/GX系)が洗濯機の運転終了を知らせる「機器連携」にも対応する。
好評のスタイリッシュな「ガラストップデザイン」と「光るタッチナビ」を採用。プラズマクラスターも搭載していて、衣類を消臭・除菌し、槽内のカビ菌も抑制する。洗濯乾燥機「PWシリーズ」は、内フタがない独自構造により実現した「WIDEマウス & LOWボディ」を採用することで、大量の洗濯物や重い毛布の出し入れを楽な姿勢で行える。そして、毎秒約38,000回の超音波振動で汚れを落とす。
手洗いでは落ちにくいワイシャツの襟や袖の皮脂汚れ、化粧品や食べこぼしなどの部分汚れを、洗濯前に「超音波ウォッシャー」で落とし、「10分洗濯コース」と組み合わせることで、頑固な汚れの洗濯物も短時間で洗い上げるという。PWシリーズのほか、ES-GW11Dにも「清潔性」「節水性」に優れた「穴なし槽」を採用。これは洗濯槽の外槽に水を溜めない構造のため、ムダ水を省くことができる。
新発売の機種すべてに節水性に優れているうえに、洗濯槽の外側についた黒カビや汚れが洗濯槽内に侵入しないので、いつでも清潔な水での洗い・すすぎが可能だという。