「建築施工管理をデジタル変革、新たな情報共有のしくみにて」

様々な産業および社会のしくみをIT(情報技術)の力でより良い方向に変えていく。デジタル変革が進む昨今だが、紙ベースで情報共有する現場がまだ多く残っている。

建設業においては、大多数の関連書類が紙文書で扱われているという。リコーは、オクトの施工管理アプリケーション「&ANDPAD」と、新世代複合機「RICOH IM Cシリーズ」を連携させたクラウドアプリ「RICOH カンタン施工管理 for ANDPAD」を開発。施工管理業務に関わる情報共有・コミュニケーションを大幅に効率化する「施工管理コミュニケーション変革パック」を9月2日に提供開始する。

同パックの全国展開にあたり、既存ユーザーには、RICOH カンタン施工管理 for ANDPADのみの提供も行う。民間の新築・リフォーム、商業施設などの建設業に関わる設計図面や写真、工程表などの関連資料をクラウドで一括管理できる――&ANDPADは、PC/タブレット/スマホがあれば誰でも簡単に場所を選ばずに、テンプレートによる報告書の作成、チャットなどが行える。

元請社内のみならず、協力会社や職人などを含めた施工関係者の業務連絡やコミュニケーションを効率化。設計図面などの施工書類や見積書などの関連書類の作成・管理に関わる作業時間の大幅な削減を実現。電話とチャットの併用によって関係者同士が良質なコミュニケーションをとれる。誤伝達や誤認識のリスクを低減し、施工ミスの防止にもつながるクラウドアプリと、複合機との連携によって、電子と紙のシームレスな融合を達成する。

施工書類や見積書などの紙文書をスキャンして電子化し、複合機のタッチパネル操作で保存先を簡単に選択し、スムーズな共有を可能にする。カンタン施工管理 for ANDPADでは、ファイル命名規約を登録しておけば、リネームなどの煩雑な作業も不要で、負荷の軽減、業務の効率化に貢献するという。