情報通信
「クラウドBI強化版、単一プラットフォームにてマルチテナント分析も」
企業・団体のIT(情報技術)システムにおいて「クラウドファースト」が言われる。昨今、データ処理速度や弾力性、拡張性を課題として、データウェアハウスなどのビジネスインテリジェンス(BI)基盤をクラウド形式にする動きが加速し、拡大している。
8月26日、あらゆる業界に特化したクラウド型業務ソフトウェアを展開するインフォアジャパンは、クラウドBIプラットフォーム「Birst」の新版「Birst 7」について、日本市場での提供開始を発表した。Birst 7は、単一のプラットフォームで中央管理されたテナント(エンタープライズ分析)と、分散した各部門の業務担当者によるテナント(セルフサービス分析)を提供するための機能が強化されている。
拡張性とスピードを重視して設計された最新のユーザーインターフェイスにより、自由度と制御のバランスをとりながら、信頼性の高い、管理された洞察を組織全体に提供できるようになる。Birst 7は、特許取得済みのデータウェアハウジングの自動化技術により、エンタープライズ分析向けのデータモデリングの新しいアプローチを実現している。
「エンタープライズ/セルフサービスのテナントの管理」、「ADRテクノロジーによるモデリング」、「Birst Smart Analytics」、「Birst Connect 2.0」、「セルフサービス向けローカライズ」、「変数や行レベルのセキュリティを管理するセルフサービス向けインターフェイス」、「クローニング管理機能」、「セルフサービス向けデータ準備機能」、「APIエンドポイント」といった新機能群を備え、マルチテナント分析対応用の管理モジュールが拡張されている。
Birst 7はオンプレミス環境の仮想アプライアンスとしても実装でき、ユーザーは、コンプライアンスとガバナンスの中央管理を維持しながら、データモデリングを各主管部門に委ねられるという。