テレマティクスによる事故対応、損保業界初のサービスを実現

次世代移動通信規格(5G)システムの商用化を目前にして、ネットにつながるクルマや自動運転車両の開発が加速している。日本国内では昨今、高齢者による自動車事故が多発していて、安全安心にもつながる新技術の普及に期待が寄せられている。

自動車業界を取り巻く環境は今、変革期を迎えている。自動運転社会の到来などに先駆け、マーケットの変化や顧客の期待に迅速に対応。安全・安心なクルマ社会の実現に向け、様々な取組みを進めているという。あいおいニッセイ同和損保は今月9日、パートナー各社とともに、最先端の通信×情報科学技術による全く新しい事故対応サービス、「テレマティクス損害サービスシステム」の提供開始を発表した。

カーナビやGPS等の車載器と移動体通信システムを利用して、様々な情報やサービスを提供するしくみを活用した上記システムは、NRISCSK富士通DNPインテリジェント ウェイブ日本IBMSBI FinTechと共同開発したものであり、各社の最新技術とテレマティクス情報を複合して事故対応で実用化する取組みは業界初――。革新的かつ高品質な事故対応サービスを顧客へ提供するという。

顧客との電話や書類のやりとりを中心とした従来の事故対応から、走行データや運転挙動・位置情報を軸としたデジタルデータの活用によるイノベーティブかつ高度な事故対応に改める。「テレマティクス損害サービスシステム」により、事故に遭った顧客の保険請求手続にかかる負担を大幅に軽減し、新たな付加価値を提供するとともに、24時間365日事故対応サービス「I'm ZIDAN」と合わせてよりよいサービスを実現する。

あいおいニッセイ同和損保は、「受信型」から「発信型」へ、「推測」から「視認」へ、「主観」から「客観」へと事故対応を変革する同システムの導入により、対物賠償保険金支払いまでにかかる日数の約50%短縮を具現化していく構えだ。