身のまわりのデータを可視化し、自分好みのIoTシステムを作る

産業界に広がるモノのインターネット(IoT)化への取り組み。先進各国で人々の暮らしの中にも浸透しつつあるIoTだが、そのしくみは主に情報技術(IT)ベンダーや通信など公共サービス事業者が提供するものであり、市販IoT機器を使って、個人が自宅をIoT化することは容易ではない。

今月11日、IIJは、IoTデバイスやセンサーからの収集データをWeb上で分かりやすくグラフに表示し、監視できるデータ可視化サービス「Machinist(マシニスト)」の提供を開始した。同サービスは、多様なセンサーの登場によって個人のIoT利用が拡大している中、より身近にIoTに触れてもらいとの想いから同社が独自開発を進め、昨年11月に無料ベータ版を公開したのち、機能アップしたスタンダード版だという。

学生から社会人まで、自分好みのIoTシステムを作りたい人に加え、システムのプロトタイピング用途にも使える。「マシニスト」はIoTデバイスやセンサーから取得したデータを、ネームスペースやタグ機能を使って構造的に整理して保存し、Webダッシュボードでグラフ表示できる。たとえば自宅の様々な場所の温度、湿度、照度、気圧などを表示し、外出先から監視する。グラフは、個別URLを発行して第三者と共有することも可能だ。

ユーザーが設定した閾値を超えた場合には、メール等で自動通知する。マシニストはMicrosoft TeamsSlackに対応していて、通信システム「IIJ Legs (β)」との連携――IoTデバイス/センサーへのコマンド送信機能の強化が進められている。今秋には、室温が設定値を超えたときにエアコンを操作するなど、実行コマンドが送れるようになる予定だという。

同社はIoT特化型データ通信「IIJmio IoTサービス」を提供していて、来月、「Maker Faire Tokyo 2019」にてマシニストを披露する。