的外れのダイレクトメール（DM）はゴミ箱に投げ捨てられる。内容を一顧だにされないことも多い。たとえそれが、時間と労力と資本を使って作成し送ったものであっても。誰が受け取るか分からない法人などへのDMは特に、内容の秀逸さとともに、確実にターゲットの元へ届けられる工夫が必要だ。
内容に知恵を絞るためにも、DMを発送するまでの諸作業にかける手間と時間は少ない方が良い。そこで、郵送でのDMを宛名印字、印刷、発送までWEBで一括注文できる「NEXLINK オンデマンド便サービス」を展開している。TISインテックグループのネクスウェイは、同サービスに、病院や薬局、歯科医院等の医療機関をターゲットとした診療科や病床数でセグメント抽出できる「医療リストレンタル機能」を追加、これを今月5日より提供する。
同社は従来、上記オンデマンド便サービスのオプションとして、宛先データを購入することなく指定の法人宛先にDMを発送できる「法人リストレンタル機能」を提供してきた。そして今回の「医療リストレンタル機能」では、PCの専用画面にログインし簡単に条件検索・件数抽出――病院・薬局・歯科医院を市区町村まで絞り込めるエリア別セグメンテーションと、過去の発送履歴を活かして不要な宛先を除外した発送とを実現する。
新機能は「病床数や常勤／非常勤医師の在籍数」、「診療科や設立年数」で区分けできる特長を備えている。医院規模を把握するための情報を元にした名簿やターゲットに見合ったリストの抽出が可能であったり、細かな診療科目、開院もしくは診療科開設年を絞り込んだリスト抽出を実現したりする。ユーザーは医療機関の宛先リストを用いて、医療従事者への効果的なDM発送が可能になるという。
ネクスウェイは今後も、販促効果アップと業務効率化を実現するサービスの開発と提供を進め、顧客のマーケティングやリードジェネレーションに貢献していく構えだ。