AIにてネットワーク最適化、携帯電話の通信品質アップ

国を挙げて「働き方改革」がいわれ、超スマート社会やデータ駆動型社会の実現が目指されている。日本では近ごろスピード、カバーエリアともに充実している携帯電話網が、各種産業や我々の生活などをより良い方向に導いてくれている。その裏では日夜、通信品質を保つ努力が続けられている。

スループットなどの通信品質は、エリア環境や利用形態により常に変動する。ゆえにその品質の維持・向上のためには、基地局におけるトラフィックデータを収集・分析し、周波数が効率的に活用できているかなどを定期的に確認、調整することが不可欠だという。KDDIは、エリクソン・ジャパンと共同で通信品質のさらなる向上をめざしAI(人工知能)を活用したネットワーク最適化の手法を開発。これを全国のau基地局の運用に導入する。

基地局の運用にAIを活用したネットワーク最適化の手法を導入することにより、AIが自律的に各基地局から収集したデータをもとに最適なパラメーターの提案を行い、それに基づいた調整が可能となる。これにより、これまで膨大な時間と工数をかけていたネットワーク全体のデータ収集・分析と各種パラメーターの策定について、大幅短縮が可能となる。基地局ごとに個別調整が容易となるため、さらなる通信品質の向上を図れる。

「第5期科学技術基本計画」(概要PDF)の発表以来、日本でも様々な分野に活用の幅を広げている。Society5.0の駆動力ともなるAI技術を用いた。今回の取り組みについて、6月26日~28日、中国の上海新国際博覧中心 (SNIEC)にて開催された「MWC Shanghai 2019」のエリクソンブースで披露したという。

KDDIは、「通信とライフデザインの融合」を推進し、社会とともに持続的な成長と発展する未来に向けて、今後も、AIを活用した自動化を促進し、顧客にこれまで以上に快適かつ信頼性の高い通信サービスを提供していく構えだ。