情報通信
クラウドOpsを自動化する、次世代型システム運用サービス基盤
企業・団体向けIT(情報技術)システムでは、洗練された運用管理がとても重要になる。自家製アプリケーションを高品位かつ迅速展開するために、開発部門と運用部門がその企画段階から連携する"DevOps"という手法に注目する。今、システムそのものは、クラウドに移りつつある。
6月12日、TISは、クラウドの運用管理を自動化し、運用負荷の軽減と運用品質の向上を果たすことで、ビジネスのスピードアップと企業のクラウドシフトを実現するプラットフォーム「次世代統合運用管理基盤」の提供を発表した。クラウドネイティブな同プラットフォームについて、まずはアマゾン ウェブ サービス(AWS)上で提供開始し、今後は他のクラウドサービスでも展開していく予定だという。
同社では、300件超のAWS導入で培ったノウハウを蓄積していて、その知見をサービス化した「エンタープライズ・クラウド運用サービス」を提供してきた。そして今回、「次世代統合運用管理基盤」において、それらの運用サービスを支えるプラットフォームの機能を拡張し、自動化を取り入れることで、サーバレス化やコンテナ活用を前提としたクラウドネイティブなシステムの運用管理を可能とする。
「コード管理による自動デプロイ・自動リリースの実現」、「疎結合な接続による迅速なシステムの受け入れ」、「スケールする運用&セキュリティサービス基盤」などの特長を備えた。次世代統合運用管理基盤によって、エンタープライズITのスムーズなクラウドシフトを支援する。
TISは、日本のSociety5.0に向けて、セキュリティ・バイ・デザインを素早く実現するために展開する「エンタープライズ・クラウド&セキュリティ運用サービス」の主要なコンポーネントとして、今般のプラットフォームを提供。クラウドシフトで課題となるビジネススピードと運用品質&セキュリティの両立、その実現をサポートしていく構えだ。