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クラウドで効率的にプロジェクト管理、業務を"見える化"する
政府が旗を振る「働き方改革」。近ごろは様々な組織がそれを実践中で、従業員の私生活を充実させつつも仕事の効率や生産性を上げることを目的とした、テレワークやサテライトオフィスの活用など、場所にとらわれない働き方が徐々に広まっている。
一方、離れた場所で業務を行うメンバーの作業状況やプロジェクト進捗がタイムリーに把握できず、タスク漏れやスケジュール遅延リスクなど、マネジメント面の課題が浮き彫りになっている。従来のスプレッドシートによる属人的な管理では、共有フォルダへのアクセスや、更新毎に電話やメールで連絡するなどの手間が掛かっていたという。
NECネッツエスアイは、プロジェクト状況をクラウド上で簡単に管理し、業務の見える化を実現する米国Wrikeのプロジェクト管理ツール「Wrike(ライク)」の販売を5月23日に開始した。同ツールでは、更新情報や進捗状況などを、どこでもタイムリーにチーム全体で共有することができ、登録しているタスク情報やプロジェクトに費やした時間からチームメンバーの稼働や輻輳状況を一目で確認。リソース管理の最適化も可能となる。
他のクラウドサービスとの親和性が高く、共通ストレージ、SFA(営業支援システム)やCRMといった様々なクラウドサービスと連携させることもできる。Wrikeの特長は、一見してわかる「リアルタイムな作業管理」、「豊富なコラボレーション」、新規/処理中/完了済などのステータスを示す"かんばん方式"と棒グラフでタスクとその期限を表示する"ガントチャート方式"を使い分け、ドラッグ&ドロップでステータス変更できる「直感的な操作性」だという。
同社は'19年度に本社・スタッフ機能を複数のサテライトオフィスに分散し、さらなる働き方・業務プロセス改革を行っていく予定であり、このマルチロケーション・オフィスでの業務管理のツールの一つとして、Wrikeを利用するという。