世界初!秘密分散技術によりPCからの情報漏れを抑止する

「働き方改革」が様々な組織で進められている。日本でも昨今テレワークやモバイルワークが普及しつつあり、それによって、育児や介護と仕事との両立、業務効率の向上や生産性アップをめざすとともに、情報セキュリティを一層強固にすることが求められている。

今月20日、ZenmuTech(東京都品川区)は、秘密分散技術を利用してPCからの情報漏えいを抑止する「ZENMU Virtual Desktop(ZVD)」の提供を6月に開始すると発表した。ZVDは従来の画面転送方式とは異なる、データ分散方式による世界初(同社調べ)の仮想デスクトップソリューションであり、情報を秘密分散技術により無意味化する。

ユーザーデータの一片をクラウドに、もう一片をローカルディスクに分散保管し、データ利用時のみPC上で復元される。それぞれの分散片は何ら意味を持たないため、万一盗難・紛失等で各分散片が流出したとしても、情報の漏れは発生しないという。データ分散方式仮想デスクトップのZVDは、ZenmuTech独自の秘密分散技術により高いセキュリティを実現する。

サーバーの新規購入や設計・構築等が不要で、PCにクライアントアプリをインストールすれば月額780円で利用できる。ほかにも、アクセス集中やネットワークの不具合等の影響を受けず「安定したパフォーマンスや各種アプリケーションへの対応」、事前登録したスマホやUSBデバイスとの連携により、クラウドにアクセスできない際にも「オフライン環境での業務継続性」を確保といった特長を備えている。

ZVDでは、クラウド側の分散片アクセスを停止するだけで元データを物理的に復元できなくして、確実にデータを保護でき、「遠隔消去対応が不要に」。そして、紛失したPCがそのまま発見された場合には、再びアクセスを許可すればそのまま業務継続が可能となる、「PC再発見時の業務継続性」も具現化しているという。