「DX INITIATIVE 2019」~モビリティ産業に見るデジタルトランスフォーメーション~

グローバル化した市場と情報流通により、急激な速度で第4次産業革命による大変革が起ころうとしている。我国でも「Society 5.0」(https://www8.cao.go.jp/cstp/society5_0/index.html)を打ち出し各産業・企業が様々な取り組みを行っており、サイバーとフィジカルの融合した世界に向け既に動き出している。「Society 5.0」の世界では、データのデジタル化や、業務や制御のソフトウェア化といった、レガシーで局所的な領域におけるソフトウェア化の枠組みを超え、既に常識となりつつある「IoT」や「AI」も活用し、社会や人々の生活がより豊かになる、新しい価値・サービスをも包含する「ソフトウェアイノベーション」の実現が求められている。

課題とされて久しい、システム・ソフトウェアの質・量の増大、複雑化、メンテナンスの肥大化、といった実装上の課題解決に留まらない、新たな価値創造に向けたソフトウェアイノベーションへの取り組みがDX(デジタルトランスフォーメーション)の実現に繋がるものと考える。我国において、これらの技術革新を先導する超巨大産業であり、既にソフトウェアの集積地としても巨大で重要な位置にあるのが「自動車産業」である。「自動車産業」が取り組むソフトウェアイノベーションの先に、「モビリティ産業」への変貌、すなわち「DX」の実現があると考える。「MaaS(Mobility as a Service)」に代表されるモビリティサービスへの取り組み、「CASE」として知られる「Connected:コネクティッド化」「Autonomous:自動運転化」「Shared/Service:シェア/サービス化」「Electric:電動化」などに代表される破壊的イノベーションは象徴的な事例と言える。

「DX INITIATIVE 2019」~モビリティ産業に見るデジタルトランスフォーメーション~では、未来のモビリティ産業を見据えた次世代のCASE・MaaS向けソフトウェアイノベーションの現状と展望、課題と対策について、業界の枠を超えたオープンイノベーションやアライアンスの重要性、アジャイルな開発を支える仕組みなどについて専門家をお招きしカンファレスを開催する。

セミナー概要

セミナー名 「DX INITIATIVE 2019」 ~モビリティ産業に見るデジタルトランスフォーメーション~
日時 2019年 7月26日(金)
◆シンポジウム:13:00-18:30 
◆懇親会:18:30 - 20:00
会場 ザ・グランドホール http://tg-hall.com/
〒108-0075
東京都港区港南2-16-4
品川グランドセントラルタワー 3階
TEL: 03-5463-9971
主催 一般社団法人ビジネス&パブリックアフェアーズ
共催 一般社団法人 組込みイノベーション協議会(EI協議会)
企画・運営 DX INITIATIVE 2019 プログラム委員会/IT Forum & Roundtable事務局 (株式会社ジェイスピン)
開催内容 「DX INITIATIVE 2019」~モビリティ産業に見るデジタルトランスフォーメーション~
特別講演 ■ 宮内 秀樹 氏(衆議院議員/組込みIoTイノベーション議員連盟 事務局長)
講演 ■ 和泉 憲明 氏(経済産業省商務情報政策局ソフトウェア産業戦略企画官)
■ 中島 宏 氏 (株式会社ディー・エヌ・エー 常務執行役員 オートモーティブ事業本部長)
■ 白坂 成功 氏(慶應義塾大学大学院 システムデザイン・マネジメント研究科教授)
■ 成迫 剛志 氏(株式会社デンソー MaaS開発部長 兼 デジタルイノベーション室長)
■ 田丸 喜一郎 氏(一般社団法人WSN-ATEC理事長/国立大学法人九州工業大学客員 教授)
■ 徳田 昭雄 氏(立命館大学 経営学部 教授/立命館大学 Future Mobility研究会主宰)
費用 無料 (要事前登録)
定員 300名
参加対象 経営者、経営企画部門意思決定者、経営戦略部門意思決定者、新規事業立案部門意思決定者、イノベーション部門意思決定者、開発部門意思決定者、その他経営関連者
*受講対象者以外の方の本イベントへの参加をご遠慮いただきたくこともございます。予めご了承ください。
後援 ■独立行政法人情報処理推進機構(IPA) ■国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)■一般社団法人 組込みシステム技術協会■組込みシステム産業振興機構 ■インターネットITS協議会  ■YRP研究開発推進協会  ■一般社団法人 情報通信技術委員会(TTC) ■公益社団法人自動車技術会(JSAE)■一般財団法人日本自動車研究所(JARI)■ 一般財団法人関西情報センター(KIIS)■車載組込みシステムフォーラム(ASIF)■ 一般社団法人 日本情報システム・ユーザー協会(JUAS) ■特定非営利活動法人ビジネスシステムイニシアティブ協会(BSIA) ■立命館大学 Future Mobility 研究会 ■財団法人地域DX推進研究機構■一般社団法人 ディペンダビリティ技術推進協会■モバイルコンピューティング推進コンソーシアム(MCPC)■特定非営利活動法人 QUEST■スマートモビリティ研究開発センター■ES-Kyushu(九州IT融合システム協議会)
特別協賛 株式会社東陽テクニカ
協賛 changevision 大阪エヌデーエス
メディアスポンサー ligare
お問合せ 「DX INITIATIVE 2019」実行委員会
IT Forum & Roundtable事務局 [担当]清水・城野
Tel:03-5269-1038
Fax:03-5269-1039
e-mail:admin@itforum-roundtable.com
受付時間 10:00~18:00(土・日・祝日を除く)

申込者数が定員に達したため、受付を終了いたしました。
多数のお申し込みありがとうございました。

DX INITIATIVE 2019 プログラム委員会

委員長
村山 浩之

村山 浩之 氏(一般社団法人 組込みイノベーション協議会 理事・副理事長)

1980 年日本電装(株)(現(株)デンソー)に入社。 幅広く電子システムの企画・研究開発・製品設計に従事した後、1996 年プロジェクトを立ち上げ、車載ソフトウェア開発の改革活動を開始。以後一貫して、車載ソフトウェア開発の全社横断活動や自動車業界における標準化活動を推進。2001 年ソフトウェア基盤開発室長、2008 年電子プラットフォーム開発部長、同年常務役員を経て、2012 年技監、2017年エグゼクティブフェロー、2018年エグゼクティブアドバイザーを歴任(2019 年3月退任)。

委員(50音順) 和泉 憲明 氏(経済産業省商務情報政策局ソフトウェア産業戦略企画官)
小阪 暢之 氏 (株式会社チェンジビジョン 代表取締役社長)
白坂 成功 氏  (慶應義塾大学大学院 システムデザイン・マネジメント研究科教授)
刀川 幸央 氏 (株式会社東陽テクニカソフトウェア・ソリューション部長)
徳田 昭雄 氏(立命館大学 経営学部 教授/立命館大学 Future Mobility研究会主宰)
田丸 喜一郎 氏(一般社団法人WSN-ATEC理事長/国立大学法人九州工業大学客員 教授)
平出 隆一 氏 (株式会社ガイア・システム・ソリューション最高経営責任者兼代表取締役)

プログラム

12:30 受付開始
13:00 開会挨拶
13:05 - 13:10 ご挨拶:村山 浩之 氏 (一般社団法人 組込みイノベーション協議会 理事・副理事長/DX Initiative 2019 プログラム委員長)
13:10~13:50
和泉 憲明 氏
講演(1)
デジタルトランスフォーメーションの推進と政策展開
- 組込み分野・モビリティ産業の技術動向とイノベーション -

経済産業省では、我が国企業がデジタルトランスフォーメーション(DX)を実現していく上でのITシステムに関する現状の課題の整理とその対応策の検討を行い、『DXレポート〜ITシステム「2025年の崖」の克服とDXの本格的な展開〜』として報告書を取りまとめた。本講演では、政策担当者の視点から、国内外における技術動向を踏まえつつ、組込み分野やモビリティ産業への展開を視野に入れ、同レポートを取りまとめるにあたっての問題認識や課題解決・競争力強化のための方向性について紹介する。

講師:和泉 憲明 氏 (経済産業省商務情報政策局ソフトウェア産業戦略企画官)

​静岡大学情報学部助手、独立行政法人(後に、国立研究開発法人に改組)産業技術総合研究所(産総研)サイバーアシスト研究センター研究員、産総研情報技術研究部門・上級主任研究員などを経て平成29年8月より現職。博士(工学)(慶應義塾大学)。その他、これまで、東京大学大学院・非常勤講師、北陸先端科学技術大学院大学・客員准教授、大阪府立大学・文書解析・知識科学研究所・研究員、先端IT活用推進コンソーシアム(AITC)顧問などを兼務してきた。現在、情報産業課の企画官として情報サービス産業の政策立案等を担当している

13:55~14:35
中島 宏 氏
講演(2)
"Beyond MaaS " 移動を基点としたまちづくりの未来

DeNAは、個人間カーシェア事業「Anyca」、次世代タクシー配車アプリ「MOV」、AIとIoTを活用した事故削減支援サービス「DRIVE CHART」、さらに日産自動車と共同開発を進めている無人運転車両を活用した新たな交通サービス「Easy Ride」など、さまざまなモビリティサービスに積極的に取り組んできた。これらのモビリティサービスは、収集された大量データをAIで徹底的に分析することでさらに付加価値の高い新サービスを生み出すという良循環を実現している。今後、これらのモビリティサービスは、物販、飲食、医療などさまざまな生活サービスとデータで連携・統合され、デジタル体験を基盤として新たな生活価値が次々と生み出される世界(OMO)へと進化していく

講師:中島 宏 氏 (株式会社ディー・エヌ・エー 常務執行役員 オートモーティブ事業本部長)

大学卒業後、経営コンサルティング会社へ入社。
2004年12月DeNAへ入社。外部企業のIT戦略立案を担当後、広告営業部署のグループリーダーを経て、新規事業の統括を担当する社長室室長に就任。
以降、2009年4月執行役員兼新規事業推進室室長、2011年9月執行役員兼ヒューマンリソース本部本部長、2015年5月執行役員兼オートモーティブ事業本部長を歴任。
2019年4月より現職。

14:40~14:55
宮内 秀樹 氏
特別講演
組込み分野におけるDX推進への期待

講師:宮内 秀樹 氏 (衆議院議員/組込みIoTイノベーション議員連盟 事務局長)

松山東高等学校・青山学院大学経営学部卒、国会議員秘書を25年経験し、201 2年衆議院議員総選挙で福岡県第4区より初当選、現在当選3回。第2次安倍内閣で 国土交通大臣政務官。現在、衆議院国土交通委員会、文部科学委員会、各委員ほか、自由民主党副幹事長、 組込みIoTイノベーション議員連盟事務局長として活躍。

14:55~15:10 休憩
15:10 ~15:50
白坂 成功 氏
講演(3)
システムアーキテクチャ ~デジタルトランスフォーメーションのための社会・産業構造デザイン~

デジタルトランスフォーメーションは、単なる会社内の仕組みの変革ではなく、社会・産業構造を変革することが可能である。そのためには、社会・産業構造をデザインすることが必要となってくる。社会や産業をシステムとして捉え、システムアーキテクチャとして社会や産業構造をデザインすることがどういうことなのか、そのアプローチを紹介する。

講師:白坂 成功 氏 (慶應義塾大学大学院 システムデザイン・マネジメント研究科教授)

東京大学大学院修士課程修了(航空宇宙工学)、慶應義塾大学後期博士課程修了(システムエンジニアリング学)。大学院修了後、三菱電機にて15年間、宇宙開発に従事。「こうのとり」などの開発に参画。技術・社会融合システムのイノベーション創出方法論などの研究に取り組む。2008年 4月より慶應義塾大学大学院SDM研究科非常勤准教授。2010 年より同准教授、2017年より同教授。2015年12月〜2019年3月まで内閣府革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)のプログラムマネージャーとしてオンデマンド型小型合成開口レーダ(SAR)衛星を開発。

15:55~16:35
成迫 剛志 氏
講演(4)
MaaS時代のソフトウェア開発革新の取り組み~社内にシリコンバレー流をつくる~

IoT、コネクテッドカーなど新たなテクノロジーの台頭で、自動車産業は100年に一度とも言われる大きな変革期を迎え、これまでと異なる企業との競争が起こり始めています。相手はシリコンバレーを中心としたIT企業やスタートアップ。 彼らと互角に戦い、対等に協業していくためには、既存の常識や業務プロセスにとらわれない手法、組織、そして文化を取り入れる必要があります。本講演では、デンソーの取り組みを紹介します。

講師:成迫 剛志 氏 (株式会社デンソー MaaS開発部長 兼 デジタルイノベーション室長)

明治大学経営学部卒。日本IBMに入社し、データーベースのスペシャリストとなる。その後、伊藤忠商事に転じ、オープンシステム化、西暦2000年対応やインターネット関連ビジネスの立ち上げなどに携わる。2005年に香港のIT事業会社の社長に就任。帰国後、国内外のIT企業の役員を歴任。2016年8月にデンソー入社。コネクティッドカー時代のIoT推進を担当し、2017年4月には攻めのIT部門であるデジタルイノベーション室を新設、同室長に就任。2018年4月よりMaaS開発部 部長。モットーは、"ロジカルシンキングなラテン系"、"地に足の着いた~イノベーション創出、ビジネス開発およびプロジェクト推進"。

16:35~16:50 休憩
16:50~18:30
パネルディスカッション

テーマ:DXで変わるモビリティサービス

モデレーター

田丸 喜一郎 氏

田丸 喜一郎 氏 (一般社団法人WSN-ATEC理事長/国立大学法人九州工業大学客員教授)

1981年慶應義塾大学工学研究科博士課程修了。工学博士。同年、株式会社東芝入社。半導体技術研究所、本社技術企画室などを経て、2004年より独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の活動に従事。現在、国立大学法人九州工業大学客員教授、一般社団法人WSN-ATEC理事長、一般社団法人ディペンダビリティ技術推進協会(DEOS協会)副理事長、一般社団法人スキルマネージメント協会(SMA)顧問などを務める。


パネリスト

徳田 昭雄 氏

徳田 昭雄 氏 (立命館大学経営学部経営学科 教授)

2000年 立命館大学経営学研究科修了(博士号:経営学)。英国Reading University客員研究員、独国RWTH Aachen, School of Business and Economics博士研究員、仏国EHESS、仏国Institute MinesTelecomを経て現職。研究対象は、オープンイノベーション論をベースとした日米欧の技術イノベーション政策およびエコシステム形成プロセスの分析。


中島 宏氏

中島 宏氏 (株式会社ディー・エヌ・エー 常務執行役員 オートモーティブ事業本部長)

大学卒業後、経営コンサルティング会社へ入社。 2004年12月DeNAへ入社。外部企業のIT戦略立案を担当後、広告営業部署のグループリーダーを経て、新規事業の統括を担当する社長室室長に就任。 以降、2009年4月執行役員兼新規事業推進室室長、2011年9月執行役員兼ヒューマンリソース本部本部長、2015年5月執行役員兼オートモーティブ事業本部長を歴任。 2019年4月より現職。


和泉 憲明 氏

和泉 憲明 氏 (経済産業省商務情報政策局ソフトウェア産業戦略企画官)

​静岡大学情報学部助手、独立行政法人(後に、国立研究開発法人に改組)産業技術総合研究所(産総研)サイバーアシスト研究センター研究員、産総研情報技術研究部門・上級主任研究員などを経て平成29年8月より現職。博士(工学)(慶應義塾大学)。その他、これまで、東京大学大学院・非常勤講師、北陸先端科学技術大学院大学・客員准教授、大阪府立大学・文書解析・知識科学研究所・研究員、先端IT活用推進コンソーシアム(AITC)顧問などを兼務してきた。現在、情報産業課の企画官として情報サービス産業の政策立案等を担当している


成迫 剛志 氏

成迫 剛志 氏 (株式会社デンソー MaaS開発部長 兼 デジタルイノベーション室長)

明治大学経営学部卒。日本IBMに入社し、データーベースのスペシャリストとなる。その後、伊藤忠商事に転じ、オープンシステム化、西暦2000年対応やインターネット関連ビジネスの立ち上げなどに携わる。2005年に香港のIT事業会社の社長に就任。帰国後、国内外のIT企業の役員を歴任。2016年8月にデンソー入社。コネクティッドカー時代のIoT推進を担当し、2017年4月には攻めのIT部門であるデジタルイノベーション室を新設、同室長に就任。2018年4月よりMaaS開発部 部長。モットーは、"ロジカルシンキングなラテン系"、"地に足の着いた~イノベーション創出、ビジネス開発およびプロジェクト推進"。

18:30 閉会挨拶
18:30~20:00 懇親会

※講師、講演内容等は、予告なく変更になる場合がござます。予めご了承ください。


申込者数が定員に達したため、受付を終了いたしました。
多数のお申し込みありがとうございました。