ビッグデータ活用サービスにセルフAIメニューを追加

あらゆるモノがネットにつながる「IoT」を活用するスマート製造、スマート物流、スマートシティなどでは、大量のセンサー等が生みだし続けるデータを、価値情報に変えて当該システムにフィードバックしたり、別システムで活かしたり――。

そこではAI(人工知能)や統計的手法によるデータ分析が行われているという。NSWは今月10日より、同社のIoT向けビッグデータ分析・予測サービス「Toami Analytics」にセルフAIサービスメニューを加えて提供する。Toami Analyticsはデータの収集から加工、分析、周辺システムへの組み込みまでをまとめてサポートし、顧客業務の課題解決に貢献してきた。

そして今回、ブレインズテクノロジー社のリアルタイム大規模データ分析基盤「Impulse」のデータ分析エンジンを活用したサービスをオプションとして提供するという。Impulseは、異常検知や要因分析など、業務に特化した機械学習による高度な分析機能を有する。オートモデリング機能では、複雑で膨大なデータの特性を自動分類し、標準アルゴリズムを用いて最適な分析モデルを導き出す。

より幅広いユーザーが利用できるプラットフォームの特長を加えたセルフAIサービスメニューでは、自動化により、分析モデル生成までの期間短縮が見込まれる。生成されたモデルをNSWのデータサイエンティストが最適化し、顧客独自の分析モデルとして提供することも可能。さらに自動化の困難なデータクレンジングやダッシュボードを提供する。

ユーザー自身で分析業務を推進していくためのトレーニングなど、付加価値の高いサービスを実現していく。様々なパートナー企業と連携し、Toami Analyticsのラインナップ拡充を目指すとともに、顧客の業務最適化をサポートしていくという。NSWのサービスは、Japan IT Week春「IoT/M2M展」で披露される。