地震・浸水・土砂崩れ、あなたや家族がいる町の災害リスクを無料診断

自然界と天候が荒々しくなったと感じる。近年、日本では大地震や川の氾濫、土砂崩れが連続していて、自分や友人、家族らが暮らす町や働く町の位置や地形が気になる。

昨年多発した自然災害や東日本大震災の教訓を忘れず、自分の住む町や職場の災害リスクと備えについて家族や仲間と話し、今後の減災・防災活動に役立ててもらう。それらを目的に、ウェザーニューズは3月8日、スマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」(Android版/iOS版)および同社の特設サイト「減災特集2019」にて、現在地の災害リスクを診断する"大地震の発生率"と"減災診断"の提供を開始した。

"大地震の発生率"では今後30年以内の震度6強以上の地震発生確率を診断し、"減災診断"では浸水および土砂災害想定区域をもとに、災害可能性レベルを無料でスピード診断する。アプリと特設サイトのコンテンツは、国立防災科学研究所「地震ハザードステーション」の確率論的地震動予測地図を活用し、上記想定区域については、「国土数値情報」の低位地帯・土砂災害危険箇所データを同社がマッピングしたものだという。

大地震発生の可能性を5段階で色分けしてある。ページ上のマップは250mメッシュの高解像度データをもとに表示されるので、大地震発生の恐れがある地域をピンポイントで確認できる。一方、減災診断ページでは、浸水と土砂災害に関する危険性をそれぞれ3段階で表示し、どのあたりに災害発生リスクが潜んでいるのかがわかる。マップ上で危険区域をひと目で確認、避難ルートを考える際にも災害リスクを最小限に抑えることができる。

上記特設サイトでは、平成の自然災害を振り返るとともに、地震や津波に関するコラムや、いざという時に備えるための減災・防災情報が得られる。"過去のリポートマップ"では地域の被害特性を把握でき、"自治体提供情報"では指定避難所マップも閲覧可能(一部地域のみ)だという。