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慶応大学とIBM、テニスプレー時のデータ活用方法や指導メソッドの共同検討を開始
慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科(慶應SDM)と日本IBMは、慶應義塾体育会庭球部と連携し、テニスプレー時のデータ活用方法や指導メソッドの共同検討を開始する。
この取り組みは、本年3月に開催される国際テニス大会「Yokohama Keio Challenger International Tennis Tournament 2019」(以下、横浜慶應チャレンジャー)でのテニスのプレー内容に関するデータ(スタッツデータ)の蓄積から開始し、それ以降の慶應義塾体育会庭球部での試合や練習にも適用していく。横浜慶應チャレンジャーは、慶應義塾大学日吉キャンパス蝮谷テニスコートで開催される国際テニス大会。
スポーツ分野におけるデータの活用が進み、従来の経験による指導だけではなく、データを分析して得られた結果に基づいた合理的な指導による選手の育成が重要になっている。同時にメディアやファンに対してもデータを効果的に提供し、観戦体験価値やコンテンツ価値の向上に活用されるようになっている。
今回、慶應SDMと日本IBMは、横浜慶應チャレンジャーでのテニスのスタッツデータを活用するためのデータプラットフォームを構築しデータ蓄積を開始する。蓄積したデータはスタッツデータとしてWebサイトで公開。
また蓄積したデータを分析し、その活用方法や指導メソッドを共同検討。主な分担として、慶應SDMは慶應義塾体育会庭球部と連携し、横浜慶應チャレンジャーやそれ以降の試合、練習における選手のスタッツデータや画像データ収集の方法や活用方法を検討する。
さらに、日本IBMはデータを蓄積し活用するためのデータ活用基盤のプロトタイプをIBM Cloud上に構築。慶應SDMと日本IBMは、データの有効性や指導メソッドに活用するための方法などを共同で検討し、データ活用が指導メソッドの高度化を支援し、観戦体験価値やコンテンツ価値を向上させることを目指すという。