JR東日本、えきねっとにAIを活用したチャットボットを導入

JR東日本のインターネット予約サイト「えきねっと」の管理・運営を行うJR東日本ネットステーション(JRNets)は、えきねっとユーザーへの案内を充実、強化するため、Q&Aサイト「OKWAVE」を運営するオウケイウェイヴと連携し、顧客向け案内FAQとして、AI(人工知能)を活用したチャットボットを導入した。

えきねっとは、全国の新幹線やJR特急列車の指定席、JR東日本国内ツアー商品の予約サービスなどを提供している。

今回、オウケイウェイヴ製のチャットボット機能「OKBIZ.for Chat & Bot」を導入し、えきねっとの一部画面にチャットボットによるサポートを案内するアイコンを表示する。チャットボットでは、文章などでユーザーの質問を受け付け、FAQの回答データベースから自動検索し、質問内容に対応する回答文を表示する。

OKBIZ.for Chat & Botは、チャットボットエンジンとの連携で、お問い合わせやオンライン手続きを自動で対応。有人/無人のハイブリッドなコミュニケーションを実現するツール。

また、チャットボットで、FAQの回答データベースから回答文を自動検索する際に、オウケイウェイヴ製のAI機能「OKBIZ. for AI Agent」を活用。過去のユーザーの質問内容や回答文への評価を自動的に学習し、回答文の検索精度の向上が図れるという。

OKBIZ. for AI Agentは、独自のAI技術とOKWAVEのビッグデータを組み合わせて開発した、サポートに特化したAIソリューション。開発やAIの基礎教育をすることなく、企業独自のFAQを学習したAIエージェントを公開することが可能だ。

JRNetsでは、対象となる画面は順次拡大していく予定。