採用面接におけるコミュニケーションを可視化・解析する実証実験を開始、村田製作所

村田製作所は、センシングデータプラットフォーム 「NAONA」による面接向けのソリューション「NAONA x Interview」を用いて、採用面接におけるコミュニケーションを可視化・解析する実証実験を開始する。

昨今の採用現場は人材不足が深刻化しており、新卒・中途採用のいずれのケースにおいても、企業と応募者のミスマッチを防ぎ、人材獲得へ繋げることがこれまで以上に重要な課題となっている。採用面接は、企業は応募者の人柄やスキルを、応募者は企業の価値観や風土を知ることができる貴重なコミュニケーションの機会だ。

今回、同社のNAONA x Interviewを採用面接の場に導入することで、面接官と応募者の発言量やテンポ、感情などのコミュニケーション指標を可視化・解析する。各面接における面接官と応募者の自己開示の状況を把握し、自社の面接官教育の一層の充実を図る。面接官のスキル向上を促進し、多数の応募者がより充実した納得度の高い面接を実現できるようにすることで、企業と応募者にとってより良いマッチング機会の創出に取り組んでいくと同社は説明する。

センシング対象は、採用面接での会話から抽出されるコミュニケーション情報(発言の量・長さ・テンポ・感情)など。NAONAは端末側でエッジ処理を行い、会話内容を音声特徴量に変換した後に元データを廃棄しているため、サーバ上への個人情報の記録などは行っていない。