西日本鉄道は、Amazonが提供する人工知能を活用した音声認識サービス「Amazon Alexa」で、西鉄バスと連動した位置情報の音声案内を2019年2月4日から開始する。バスの運行情報確認サービスで得られる位置情報を活用する。
西日本鉄道では「バスがどのぐらい遅れていて、いつ来るのかわからない」といった利用者のイライラや不安を解消し、利便性向上を図るため、バスの運行情報を携帯端末やPCから確認できるサービス「にしてつバスナビ」を2004年から開始している。
今回、にしてつバスナビで得られるバスの位置情報をAmazon Alexaを使って提供する。Alexa搭載製品に「アレクサ、バスナビを開いて」と話しかけるだけで、あらかじめ登録したバス路線の位置情報を伝える。現在、登録できるのは1路線。
にしてつバスナビアプリから登録したい路線を検索し、共有ボタンから「この検索条件をシェアする」を選択し、「コピー」を選択する。Amazon Alexaアプリ内の「スキル・ゲーム」から「にしてつバスナビ」を検索し、「有効にして使用する」をタップし、入力ボックスにコピー内容をペーストする。出かける前にAlexa 搭載製品に「アレクサ、バスナビを開いて」と話しかけると、例えば、「次のバスは現在○バス停前を通過しました。2番目のバスは現在○バス停前を通過しました。3番目のバスは現在○バス停前を通過しました」との返答がある。
今後は、ルートや運賃などの情報を提供できるようバージョンアップを行っていく計画だ。また、他の設備においても音声案内サービスの拡充に努め、誰でも利用しやすいバスの運行を目指す。