生産性向上のため手書き帳票データ化サービスの提供などで業務提携、NTT東日本

東日本電信電話(NTT東日本)と、独自に開発したAIプラットフォームにより企業のデジタル変革に取り組むAI insideは、紙帳票のデジタル化により、事務作業時間を低減し、企業や自治体の生産性向上を推進することを目的に業務提携を行った。
NTT東日本は、AI insideが独自開発をしたAIの活用により、手書き文字を含めて96%以上の高い認識率を実現したOCRサービス「AIよみと~る」を提供する。また、日本語に対応し、2500社以上の導入実績があるRPAソフトウェア「WinActor」にサポートを付与した「おまかせRPA」も提供する。AIよみと~るとおまかせRPAを組み合せて、紙帳票などのデータ化からシステム投入までの業務を自動化することで、業務効率化を実現できるという。


AIよみと~るは、AI「Neural X」の高度な学習アルゴリズムを使用したディープラーニングに加え、歪み・傾きの補正機能により読み取り箇所を的確に検出することで、高い文字認識率を実現。また、人間工学に基づきデザインされた直観的に分かりやすいブラウザベースの利用者画面により、読み取り結果の確認や文字を人手で修正する作業も効率的に行うことができる。

おまかせRPAは、2500社を超える導入実績があるWinActorに、エンジニアが訪問して行うソフトウェア初期設定サポート、利用開始後のトラブルシューティングや操作説明を電話や遠隔ツールを使用して行うアフターサポートを合わせて提供することで、情報システムの専任担当者がいない企業でも安心して利用できるようにした。

両社の得意分野を組み合わせることで「紙を使用した業務の効率化」という、どの企業にも存在する経営課題の解決に貢献できると考え、業務提携に至った。今後も両社では、自治体業務のデジタル化を推進する新たなサービスの展開などを検討するという。