AIを活用した実店舗の来店分析サービスの実証実験をクックパッドマートで開始撃に自律型スレットハンティングで対抗する

GMOクラウドは、AI(人工知能)による実店舗の来店分析サービス「Diversity ダイバーシティInsightインサイト for フォーRetailリテール byGMO(以下、Diversity Insight for Retail)」を利用し、クックパッドが提供する生鮮食品ネットスーパー「クックパッドマート」のオフィス配送サービスの利用行動分析を行う実証実験を開始する。

クックパッドが2018年9月に提供開始した「クックパッドマート」は、「こだわり食材」をスマホのアプリから購入できる生鮮食品ネットスーパーだ。


実証実験では、GMOクラウドのオフィスに設置したクックパッドマートの配送物の受け取り専用冷蔵庫近辺に観測用のカメラを取り付け、そこから得た録画データをもとに、クックパッドマートのためにカスタマイズしたDiversity Insight for Retailを使用して、利用者の年齢・性別・ライフスタイルなど属性推定や冷蔵庫付近における行動分析、人数カウントを匿名の統計データとして取得する。

Diversity Insight for Retailは、実店舗に設置した小型カメラや既存の防犯カメラの映像を通じて、AIが来店客の年齢・性別・ライフスタイルなど属性や店内行動を分析し、見える化するサービス。独自のAI分析技術を使用し、多様な分析項目を備えている。

今回の実証実験を通じてクックパッドは、データに基づくさらなるサービス利便性の向上を目指し、GMOクラウドにおいては、匿名の統計データ提供によるサービス利用者の利便性向上への貢献や、無人店舗におけるDiversity Insight for Retailの活用など、利用シーンの幅を広げることができるという。

これまでのPOSレジのように商品購買データのみならず、実店舗に来店したお客様の属性や行動の分析をデータに基づいて行えるようになるため、仕入れや販売戦略の最適化や、店舗での購買率を上げるための商品陳列などに役立てられる。

GMOクラウドは、クックパッドと共同で、GMOクラウドのクックパッドマートのオフィス配送サービス導入に合わせ、無人店舗を想定してカスタマイズしたDiversity Insight for Retailを使用して、ネットスーパー利用者が商品を受け取る際の行動分析を行う実証実験をクックパッドと共同で実施することにした。

同社では、クックパッドマートのさらなるサービス改善は、生活者にとって日々の買い物の利便性向上や、QOLの向上をもたらすものであり、加えて無人店舗や「置き配」型サービスの普及は、社会課題である人手不足や長時間労働などの解決にもつながることが期待できると考えているという。また、GMOクラウドは、今後、クックパッドマートでの事例を活かし、有人店舗のみならず、無人店舗など活用の幅を広げていく考え。