パブリッククラウド接続サービスにGoogle Cloud Platformを追加、NTT西日本

西日本電信電話(NTT西日本)とエヌ・ティ・ティ・スマートコネクト(NTTスマートコネクト)は、パブリッククラウド接続ソリューションにおける、閉域マルチクラウド接続サービス「クラウド クロス コネクト」に「Google Cloud Platform(GCP)」との接続プランを追加した。


近年、企業・自治体・大学などの情報システムは効率性や柔軟性などの観点からクラウドサービスの導入・利活用が拡大している。システムの刷新には、プライベートクラウド、先進性の高いパブリッククラウドサービスを最適に組み合わせた「ハイブリッドクラウド」が注目されており、ハイブリッドクラウドアーキテクトの必要性は今後も高まると予測される。

NTT西日本はこれまで高い閉域性を確保したハイブリッドクラウドソリューションを展開してきた。一方で、2019年にはGCP大阪リージョンの開設が予定されており、西日本エリアのユーザーによるGCPの利用が拡大することが期待されている。こうした背景のもと、NTT西日本とNTTスマートコネクトは接続ソリューションにGCP接続プランを新たにメニューに加え、よりセキュアで安定したパブリッククラウド接続ソリューションを提供する。

パブリッククラウド接続ソリューションでは、1Gbpsベストエフォートの共用型と、10Mbpsから1Gbpsの帯域確保型(15種類)の接続プランを用意。ユーザーの利用用途に応じたコスト最適なGCP接続環境をより安価に提供するという。また、「クラウド クロス コネクト」はGCP大阪接続点の一つと同一データセンター内で直接接続。NTT西日本の閉域ネットワークサービスと組み合わせることでオンプレミスからの低遅延な接続が可能となる。

GCP接続プランは初期費用が1万円、共用型の月額利用料が6万4000円で、帯域確保型が4万1000円からとなっている(いずれも税別)。

また、閉域接続に求められるパブリッククラウド上の高い専門性を必要とする設定を代行するオプション「ゲートウェイ設定代行」も併せて追加した。初期費用15万円で利用できる。